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「後手番、体調不良ですよ」将棋界“虎の穴”…永瀬研の壮絶さを高見泰地が明かす「でもキーマカレーはパクチー抜きで」藤井聡太と戦い続ける永瀬拓矢の素顔
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大川慎太郎Shintaro Okawa
photograph byShintaro Okawa/Keiji Ishikawa
posted2026/07/26 07:17
2018年の高見泰地と永瀬拓矢。それぞれ将棋界のトップで戦う2人は、敬意を持って日々研鑽に励んでいる
「足りないと思われたら、その時は仕方がない。だって永瀬さんのためにならないですから。自分が研究会で指すに値するレベルに達していなかったら申し訳ないです」
それだけの覚悟で臨んでいるということだ。
ここまで厳しく緊張感のある空気を作れるのは、やはり幼少期からすべてを将棋に懸けていて、それを周囲に納得させるだけの姿勢と実績を積み上げてきた永瀬だからだ。
“出前研究”LINEグループでのホッコリ話
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話を聞いているうちに、場の空気まで張り詰めてきた。永瀬研の緊張感ある空気が流れ込んだようだった。察した高見は、違う話題を振ってきた。
「対局は緊張しますけど、お昼の時は楽しくおしゃべりしますよ。永瀬さんもリラックスされているように見えます。話題ですか? 将棋界のこととか、対局中に注文する食事の話とか」
対局中に取る出前を研究するLINEグループがあるという。永瀬、高見、斎藤明日斗、吉池隆真の4人が参加していると以前に聞いたことがあった。
「出前に関しては、私と高見さんが将棋界で一番詳しいと思っています。何を食べるかは本当に大事で、勝敗に影響しますから」と永瀬に妙な自慢をされたことがあった。
すると、高見が思い出したように口を開いた。
「永瀬さんはキーマカレーの大盛りに温泉卵2つ追加という注文をよくされるんです。でもパクチーが苦手なのか、いつも抜かれるんですよ。この手筋は優秀なので私も同じものを頼むんですけど、なぜか私の注文もパクチーが抜かれていたんです。私は好きなのに(笑)。もしかしたら永瀬さんの注文だって思われたのかもしれません」
温泉卵を2つも追加する猛者はそうはいないだろうから、仕方がない気もするが……。
すごいっすよ。本当にすごい人ですよ
しばらく「将棋めし」の話題を続けていると、急に高見が真顔になった。

