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熱狂とカオス!魅惑の南米直送便BACK NUMBER
「ハーランドだけでなく中盤で劣勢」「世代交代が必須」“W杯16強敗退”ブラジルを三都主アレサンドロは嘆くが…「アンチェロッティにもう4年任せていい」
text by

沢田啓明Hiroaki Sawada
photograph byKiichi Matsumoto/JMPA
posted2026/07/22 11:38
北中米W杯、16強で敗退したブラジルのアンチェロッティ監督。王国の世代交代をどう推し進めるのか
「CBガブリエル・マガリャンエスがハーランドをマークしていたんだけど、ハーランドが少しバックステップするふりをしたのに幻惑され、前へ出られてヘディングシュートを許した」
――マガリャンエスは、イングランドの名門アーセナルの絶対的レギュラー。今季、プレミアリーグで優勝し、欧州チャンピオンズリーグで準優勝している。その世界トップレベルのCBが、ハーランドに完全にやられた。
「彼にとっても、またセレソンにとっても衝撃的。ショックが残る失点だった」
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――2点目も、ブラジルの右サイドから。左から短いパスを受けたハーランドが、左足で強烈なシュート。これがブラジルの右SBダニーロの股の間を抜け、ファーサイドを破った。ハーランドはダニーロの足が開くのを狙ってシュートを放ったのでしょうか?
「いや、そうは思わない。シュートを打った直後、ちょうどダニーロが足を開いたんだと思う」
中盤の攻防で劣勢だったという事実
――その後、アディショナルタイムに入って途中出場のネイマールがPKを決めて1点を返したが、そこまでだった。
「セレソンにも得点するチャンスがあり、勝てたかもしれない試合だった。でも、セレソンは中盤の攻防で敗れ、守備のミスが出て失点を重ねた」
――セレソンは、GS初戦でモロッコに苦戦しながらも引き分け。その後、ハイチとスコットランドにいずれも3-0で快勝。ラウンド32で日本に苦戦したものの、後半は多くの時間帯で試合をコントロールしていた。試合のたびに良くなっている、という印象を受けていたのですが……。
「確かにそうなんだけど、やはり手薄なポジションがあり、連係も不足していて、チームとしての完成度が低かった」
――負けたこともさることながら、日本戦の後半にあれだけ試合を優位に進めていたセレソンが、この試合ではノルウェーに伸び伸びとプレーさせてしまい、多くの時間帯で圧倒されたのが衝撃的だった。
「繰り返しになるけれど、セレソンは中盤の攻防で劣勢だった。ノルウェー選手は、高さと強さがあるだけでなく、足元の技術も高かった。『攻撃では、ゆっくりボールを保持し、セレソンの隙を突いてサイドを突破してチャンスを作る。守備では、ボール保持者にプレスをかけてパスコースを限定する。エースのビニシウスを厳しくマークする』というチーム戦術が徹底されていた」
大幅な世代交代が必要だよ
――試合後、ブラジルのメディアはアンチェロッティ監督の戦術と采配を厳しく批判している。しかし、ブラジルサッカー連盟はすでにW杯開幕前にアンチェロッティと2030年W杯まで契約を延長した。つまり、この大会の結果にかかわらず、アンチェロッティが監督を続けるのが既定路線だった。あなたはこれに賛成ですか?
「昨年5月に監督に就任してから、1年と少ししか時間がなかった。準備期間が短すぎた。あれだけの実績を持つ世界的な名将だから、あと4年任せていいと思う」

