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八村塁の新天地クリッパーズってどんなチーム?「低迷を救った元大企業CEO」「天才数学者ばりの頭脳派HC」給料は下がるも、“NBA第3章”にそろう好条件
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宮地陽子Yoko Miyaji
photograph byKenneth Richmond/Getty Images
posted2026/07/23 06:21
レイカーズではファンからも愛された八村塁。新天地クリッパーズでは、どんな存在になれるだろうか
1人は2014年にクリッパーズを買収してオーナーとなったスティーブ・バルマー。元マイクロソフトCEOで、NBAのオーナーの中でも突出した資産を持ち、世界の資産家の中でもトップ15に入る金持ちだ。
前オーナーはケチで、チームにあまり投資することもなかったため、クリッパーズは長い間、リーグの底辺から抜け出せないチームに甘んじていたのだが、バルマーは潤沢な財力をもって、惜しみなくクリッパーズに資金を投入し、チームを大きく変えた。
その第一歩が専用のホームアリーナ建設だった。
全額自己投資、ロス五輪の会場にも選出
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2年前まではレイカーズと同じクリプトドットコム・アリーナをホームアリーナとして使用していたが、バルマーは公的資金に頼ることなく全額自己資金で、ロサンゼルス空港近くのイングルウッド市にインテュイットドームを建設。トイレの数から座席の足元スペース、入り口の幅に至るまで、あらゆる細部に妥協することなく設計された、バスケットボールのためのアリーナだ。
アリーナを一周する両面型の巨大スコアボードのハローボードや、完全キャッシュレス決済、顔認証による入場システムなど、最新テクノロジーを駆使して「世界一スマートなアリーナ」としても注目を集めている。2026年2月にはNBAオールスターゲームが開催されたほか、2028年のロサンゼルス五輪ではバスケットボールの会場となることが決まっている。
バルマーがインテュイットドーム建設にどれだけ力を注いだかがうかがえるエピソードがある。新アリーナの建設が発表された後、同じイングルウッド市にあるアリーナ、フォーラムを当時所有していたマディソン・スクエア・ガーデン社から、計画阻止のために非競合条項違反で提訴されるという出来事があった。すると、バルマーは2020年にフォーラムを4億ドルで買収することで訴訟を解決したのだった。

