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なぜソフトバンクは“入団辞退リスクあった”佐々木麟太郎を1位指名したのか? 四軍制も…じつはプロ野球最強チームが直面している“育成の悩み” 

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田尻耕太郎

田尻耕太郎Kotaro Tajiri

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posted2026/07/20 11:00

なぜソフトバンクは“入団辞退リスクあった”佐々木麟太郎を1位指名したのか? 四軍制も…じつはプロ野球最強チームが直面している“育成の悩み”<Number Web> photograph by JIJI PRESS

進路を表明する記者会見で涙ぐむ米スタンフォード大の佐々木麟太郎

“その年No,1評価だった”に加えて…

 背番号は「1」を提示していた。言わずもがな、ソフトバンクからは「王貞治・現球団会長のような世界のホームラン王となり、誰からも愛される選手へ」との願いが込められていたはずだ。かつての巨人で長嶋茂雄監督がプロ入りしたばかりだった松井秀喜を球界一のスラッガーに育て上げた「4番1000日計画」の再来のようなストーリーを想起したファンも少なくないだろう。

 ソフトバンクは毎年のドラフトにおいて、1位指名に関しては「その年の一番いい選手に行く」という方針を貫いている。補強ポイントを埋める相対的評価よりも、絶対的評価を優先させているのだが、それ以外にもソフトバンクには佐々木を指名した理由があった。

 球界きっての常勝軍団で今季はパ・リーグ3連覇と2年連続日本一を目指しているが、その安定した強さと引き換えに世代交代が順調に進まない球団としても久しく見られている。昨季は柳町達が最高出塁率のタイトルを獲得し、身体能力オバケである野村勇がひと皮むけるなどの台頭があった。だが、「3年続けて一人前」と評される中で両者とも今季は成績を落としており、真の意味でのレギュラー獲得には至っていない。また、彼らは主力であるものの“主軸”とは少し違う立ち位置にいる。ソフトバンクは“攻撃の核”と呼べる選手は他球団から獲得することで補ってきた。山川穂高や近藤健介、少し遡れば内川聖一がそうだった。

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