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左ひざに水が…大谷翔平32歳の二刀流“最大の懸念”は規定投球回不足でもドジャース2番手捕手ラッシングとの相性でもなく「投打のウエイト」問題では
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広尾晃Kou Hiroo
photograph byKiichi Matsumoto
posted2026/07/17 06:00
ドジャースが好調の中にあって、左ひざの炎症など32歳となった大谷翔平には体調の懸念が付きまとう
今季の大谷はフォーシームの力強さが顕著だったが、ここ数試合はリリースポイントが下がって「危ない投げ方」になっているという指摘も出ている。無理を押して投げることで、右ひじを損傷すれば、本人も明言するように、その時が「投手・大谷翔平」の最後になってしまいかねない。
また今季は、ブルワーズの新鋭、ミジオロウスキーがすでに111回を投げて10勝4敗、防御率1.62と、破格の成績を残している。これらを踏まえて、オールスター後は打者・大谷の優先順位を、投手・大谷より上げる必要があるのではないか。
ドジャース移籍後3年の、打者・大谷翔平の前半戦終了時点(オールスター前)の打撃成績。
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〈2024年〉
94試370打117安29本69点23盗51四93振 率.316OPS1.036
〈2025年〉
95試370打102安32本60点12盗62四109振 率.276OPS.988
〈2026年〉
88試335打98安22本58点6盗60四93振 率.293 OPS.952
今季成績も、OPSはナショナルズのウッド(.985)、メッツのソト(.967)に次ぐナ・リーグ3位、トップクラスの成績ではあるのだが――例年の打撃成績を見慣れたファンには「控えめ」に映る。
MLB公式サイトのデータ解析ツール「STATSCAST」によれば、今季の大谷の打球初速(Exit Velocity)の最大は184.4km/hでMLB全体25位、ホワイトソックスの村上宗隆の183.6km/h(34位)よりは上だが、昨年の大谷は193.1km/hで3位、一昨年も191.8km/hで3位だったことを考えると物足りない。
32歳、1日でも大谷の雄姿を見たいからこそ
勝手な提案なのは承知の上で、後半戦の大谷は「打者」に注力をしたうえで、登板間隔を十分にとったうえで先発のマウンドに立つべきではないだろうか。
大谷はエンゼルス時代の2022年に666打席、166回と規定打席と規定投球回をともに満たしたことがある。これはMLB史上初。今から思えば空前の記録だが、当時の大谷は28歳、今季は32歳である。
ファンの望みは「1日でも長く大谷翔平の雄姿を見たい」になりつつある。大谷は、無理をして大きなタイトルを狙うのではなく、トップクラスの成績をあげ続けることを目指してほしい――と思う。

