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左ひざに水が…大谷翔平32歳の二刀流“最大の懸念”は規定投球回不足でもドジャース2番手捕手ラッシングとの相性でもなく「投打のウエイト」問題では
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広尾晃Kou Hiroo
photograph byKiichi Matsumoto
posted2026/07/17 06:00
ドジャースが好調の中にあって、左ひざの炎症など32歳となった大谷翔平には体調の懸念が付きまとう
5月5日のアストロズ戦で7回を投げたことで「+1」となった。13日は登板間隔が1日長くなったがこのジャイアンツ戦も7回を投げて「+1」をキープ。しかし続くパドレス戦で5回で降板したために「-1」となる。以後、規定投球回数未達になった。
7月3日のパドレス戦は、オールスターでの登板を回避するために意図的にローテをずらしたのだろうが、続く10日の登板もなくなったことで、オールスター前の大谷の投球回数は85.2回、チームの試合数は97試合だから「-11.1回」になっている。
オールスターブレークでドジャースは7月13日から16日まで試合がない。オールスター明けの17日のヤンキース戦に大谷が先発して7回を投げればチーム試合数98に対し、投球回数は92.2回、「-6.1回」まで差を詰めることができる。
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しかし、大谷はこの間に左ひざの水を抜く施術をしたといわれている。万全の態勢からは程遠い。
2年目捕手ラッシングとの“相性問題”
MLBではロッキーズの菅野智之などチーム事情で中4~5日で投げる先発もいる。しかしロバーツ監督はチームの至宝であり、打線の絶対的な「柱」でもある大谷に無理をさせるはずもない。
ここまでの大谷の起用を見てもロバーツ監督は「チームの勝利が最優先」、大谷の個人記録は「その次」というけじめをきっちりとつけている。それは大谷自身も納得ずくのはずだ。
後半戦から明るい要素がなくはない。正捕手のウィル・スミスが6月8日に首を負傷してIL(負傷者リスト)入りしているが、彼の復帰は遠くないとみられる。
ウィル・スミスがIL入りして以降は若手のダルトン・ラッシングと組んでいる。6月24日のツインズ戦でラッシングは失点につながる痛いパスボールを犯すなど、大谷との息が合わず、マウンドで珍しく大谷がマスク越しのラッシングを強い口調で難詰するシーンが見られた。
2年目のラッシングは、昨年は大谷とも息の合うところを見せたが、今季はうまくいっていない。今季、大谷の捕手別の投手成績。
〈ウィル・スミス〉
10試6勝2敗61回18四67振 責5 率0.74
〈ダルトン・ラッシング〉
4試2勝0敗24.2回8四28振 責12 率4.38
投手・大谷の調子が下降線になったタイミングなのかもしれないが、大谷がラッシングに強い口調で話したのは、パスボールだけではなかったのだろう。ウィル・スミスがマスクを被ることで、投手・大谷の成績が上向きになる可能性はある。
サイ・ヤング賞だけでなく…打撃成績が
しかしながら現時点で「サイ・ヤング賞」はかなり厳しくなっている。
イニング数の不足に加えて、投球内容も下り坂なのだ。

