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ハマ街ダイアリーBACK NUMBER
「何回折れても、何回も立ち上がる」DeNAの“ど根性”ルーキー宮下朝陽が2度の一軍昇格→抹消で学んだこと「定位置を獲るまで、打ちつづける」
text by

石塚隆Takashi Ishizuka
photograph byJIJI PRESS
posted2026/07/13 11:16
ドラフト3位で今季入団した内野手、宮下朝陽。徐々に一軍で力を見せはじめるに至った学びを語った
「こんなに早く(一軍に)呼ばれるとは思っていなかったので、最初は緊張したんですけど、いざ試合に入ると普段通りやることができました」
昇格した日の広島戦(横浜スタジアム)で、6番・サードで出場すると、3三振を喫するも第2打席でプロ初安打を放った。翌日の試合ではショートで出場すると、第3打席で初本塁打を放っている。定評のあった逆方向への力強い一発だった。
「追い込まれていたので、何とか塁に出ようとコンパクトに振った結果でした」
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キャンプ中からオープン戦にかけ、その飛距離のすごさは新人離れしていたが、右打ちの内野手としてこれだけのバッティングを見せたことで、宮下は将来を嘱望される存在へと一気に台頭した。
厳しいプロの壁
しかし徐々に快音は鳴りをひそめ、プロの壁が立ちはだかる。苦しい状況だったと思うが、宮下は淡々と自己分析する。
「初めて対戦するピッチャーばかりで、自分としてはとにかく真っすぐを狙って振っていくのがテーマでした。だからあまり考えず、とにかく振り回していた感じですね」
まずは考えずに体感すること。一線級の投手のボールを目の当たりにし、結果よりも慣れることを優先した。確かにまだまだ小手先でどうこうしようという時期ではなく、ルーキーゆえに過度の期待があるわけではない。
その後、宮下は打率が1割台に落ち込み4月27日に登録抹消される。再び5月16日に昇格するが、8日後にファーム行きになってしまった。宮下の代わりに一軍登録されたのは、東洋大の2年先輩である石上泰輝だった。
すべてが経験であるわけだが、昇格・抹消を繰り返すことで、宮下はプロの世界はどういうものなのかを新人ながら理解することになる。結果を出せなければ、代わりの選手はいくらでもいる。宮下は言うのだ。

