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33歳で異例の韓国移籍「ハルちゃん頑張れ」“鎌倉の大家族”で育った女子バレー島村春世が34歳になった今も「貪欲すぎる」ワケ
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田中夕子Yuko Tanaka
photograph byJVA/AFLO SPORT
posted2026/07/10 11:03
33歳にして初の海外移籍を決断した島村春世。新シーズンはSVリーグに復帰し、群馬グリーンウイングスでプレーする
アジア選手権の試金石となるネーションズリーグの最中、再び転機を迎えた。
島村は来季から群馬グリーンウイングスでプレーすることを発表した。群馬は2024年にトップリーグへ参入を果たし、昨季はファイナルラウンドに進出。前季の最下位からリーグ7位と躍進を遂げた発展途上にあるチームだ。
新しいシーズンでは、これまでのキャリアのように波乱万丈となる時間が訪れるかもしれないが、島村の根底にあるのは、生まれ育った街、腰越での風景だ。
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「小さいころから、お祭りとか、大人が集まる場所で、おじさんやおばさんたちがお酒を飲みながら『頑張るしかないよな』って言い合いながら、最後は笑って帰っていく。当時は何を言っているのか意味がわからなかったけど、今、苦しくなった時に浮かぶのはあの風景。苦しい時こそ『頑張るしかないよな』って(笑)」
2人の姉と弟、妹を含む家族だけでなく、その近くでいつも「ハルちゃん頑張れ」とエールを送り続けてくれる地元の人たち。母・伊緒里さんが今も続けるママさんバレーの練習に顔を出せば、いつも大歓迎を受ける。腰越(こしごえ)の人たちにとっては、島村は自慢の存在になっている。
「(ママさんバレーの練習に)ハルが来るとみんな大喜びで『思いっきり打って!』とリクエストするんです。みんな本物のバレーボール選手が打つスパイクをレシーブできる機会なんてないじゃないですか。ハルは自分が楽しみたい、と今も高いレベルでバレーボールをして、それもすごいなと思いますけど、地元の人たちが変わらずにハルちゃん、ハルちゃんと応援してくれる姿を見られるのは、親として一番嬉しいし、ありがたいことですよね」(母・伊緒里さん)
ロス五輪への挑戦が終われば、また新しいスタートが始まる。
「やってみないとわからないですけど、今回の挑戦がどうなるか。自分でも楽しみです」
34歳になった今も、まだまだ貪欲に。これからも前だけを見て、歩み続ける。〈全3回/第1回から読む〉


