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韓国勢この10年で激減、なぜ?「日本に行きたいけど、行けない…」女子ゴルフ界“鎖国”は正解だったのか「若手台頭で一定の成功も」
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キム・ミョンウKim Myung Wook
photograph byAtsushi Tomura/Getty Images
posted2026/07/09 06:02
主催者推薦で出場した「アース・モンダミンカップ」で優勝したパク・ヒョンギョン(26歳)
では、なぜJLPGAはこれほどまでにハードルを上げたのだろうか。
一時期の日本ツアーは、韓国のトップ選手たちに上位を席巻され、国内の若手選手がQT(予選会)やステップ・アップ・ツアー(下部ツアー)からレギュラーツアーに昇格しても、シード獲得に至らないケースが目立った。
イ・ボミが賞金女王になった約10年前は、キム・ハヌルやアン・ソンジュといった実力のある選手たちが次々と勝ち星を挙げ、一部のゴルフファンからも「日本のツアーなのに、なぜ海外選手ばかりが勝つのか」という声が出始めていたのは紛れもない事実だった。
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制度改正の意図が「海外勢の門戸を狭くし、日本の若手にチャンスを与えるもの」――とは断定できないが、“選手が育たない”という構造的な問題に悩まされていたのは否めない。
協会側の立場からすれば「日本ツアー強化の一環」であることは明白だが、現場ではこの制度改革を「鎖国」と呼ぶ日本ツアーの関係者も少なくなく、韓国勢は急速に存在感を失っていった。
韓国関係者の嘆き「日本では簡単に勝てない」
実際に、米ツアー通算9勝を誇るキム・ヒョージュは日本ツアー参戦を模索しながらも、QTを受けられなくなったために断念したという話もあった。かつて、QT参戦を経て日本ツアーに足を踏み入れたアン・ソンジュ、イ・ボミ、キム・ハヌルのような新たにツアーを席巻する刺客は、当分現れることはないかもしれない。
一方、制度改革が追い風となり、その恩恵を受けたと言えるのが日本の若手選手たちだ。出場機会が確保されたことで実戦経験を積む場が増え、着実に力をつけていった。
推薦出場した「アース・モンダミンカップ」で悲願の日本ツアー初優勝を飾ったパク・ヒョンギョンのマネジメント担当者が、こう話していたことがある。
「仮に韓国人選手がプロテストをパスして日本に来ても、今の日本は若い選手の技術が高く、そう簡単には勝てないと感じました」
皮肉にも“鎖国”によって日本の土壌は見事に肥沃になった。JLPGAの制度改定は、「国内選手の育成」という意味では成功を収めたと言える。
ただし、充実した環境と高いレベルを誇るツアーながら、制度の壁によって海外のトップ選手から「挑戦すら諦められる場所」になっている現状は、ツアーの未来にとって本当に正解なのかはわからない。


