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韓国人の本音「潤沢なお金だけじゃない」「日本ツアーは今も理想の職場」“イ・ボミ2世”初優勝で浮き彫りになった、韓国女子ゴルフ界のジレンマ 

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キム・ミョンウ

キム・ミョンウKim Myung Wook

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photograph bySPORTS HOCHI

posted2026/07/09 06:01

韓国人の本音「潤沢なお金だけじゃない」「日本ツアーは今も理想の職場」“イ・ボミ2世”初優勝で浮き彫りになった、韓国女子ゴルフ界のジレンマ<Number Web> photograph by SPORTS HOCHI

日本ツアー初優勝を達成し、水をかけられて祝福されるパク・ヒョンギョン(26歳)。韓国ツアーの広報モデル12人にも選ばれるなど、国内では絶大な人気を誇る

 昨年5月に日本ツアー通算29勝目を挙げ、永久シード目前となった申ジエ(38歳)は、日韓のゴルフ環境について、かつてこんなことを明かしていた。

「韓国は幼いころから徹底的にゴルフばかりさせて詰め込むので、急速に上達はします。それで世界でも勝ってきました。ただ、それでは燃え尽きるのも早い。歳を重ねて結果が出なくなればやめる選手が多いのはそういうことです」

韓国人選手にとって日本は「理想の職場」

 さらに、環境面においては、幅広い技術に対応できる日本のコースセッティングの要素も大きい。ツアー通算3勝の馬場ゆかりは、第一線を離れたあとはトーナメントのコースセッティングも担当している。

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「選手が国内と海外のいろんなタイプのゴルフ場に対応できるように、各トーナメントで季節による芝の特徴と合わせて、幅広いセッティングをするように工夫しています」

 20アンダーという大きなスコアが出るコースもあれば、一桁アンダーで耐える力が必要な試合もある。つまり、一辺倒ではなく、多様なセッティングがさまざまな選手の能力、可能性を引き出しているというわけだ。アプローチ一つをとっても豊富な引き出しを持つベテラン選手にも、大いにチャンスがあると言える。

 このように「より質の高い環境で、息長く現役を続ける」という点において、韓国人選手たちからすれば日本ツアーは「理想の職場」なのだろう。

 しかし、これほど相思相愛に見える関係でありながら、いま日本ツアーで戦う韓国人シード選手はわずか4人にまで減少している。シード選手50人のうち3分の1を韓国勢が占め、申ジエやイ・ボミ、アン・ソンジュ、キム・ハヌルらが賞金ランキング上位に君臨した全盛期から見れば、隔世の感がある。なぜか――。

 この“理想の職場”を巡っては、日本側にも事情がある。〈つづき→後編

#2に続く
韓国勢この10年で激減、なぜ?「日本に行きたいけど、行けない…」女子ゴルフ界“鎖国”は正解だったのか「若手台頭で一定の成功も」

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