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ゴルフPRESSBACK NUMBER
韓国人の本音「潤沢なお金だけじゃない」「日本ツアーは今も理想の職場」“イ・ボミ2世”初優勝で浮き彫りになった、韓国女子ゴルフ界のジレンマ
text by

キム・ミョンウKim Myung Wook
photograph bySPORTS HOCHI
posted2026/07/09 06:01
日本ツアー初優勝を達成し、水をかけられて祝福されるパク・ヒョンギョン(26歳)。韓国ツアーの広報モデル12人にも選ばれるなど、国内では絶大な人気を誇る
現在、韓国女子ツアーも空前の人気を呈している。
今季は31試合が開催され、賞金総額は347億ウォン(約37億5000万円)。年間37試合、賞金総額歴代最高の約56億1200万円を誇る日本にはまだ及ばないものの、それでもシーズンを通して十分な試合数が確保されている。さらに、昨年は年間獲得賞金が1億円を超える選手が4人も誕生するなど、あえて海外に出ずとも韓国国内で十分に稼げる環境が整いつつある。
ただ、日本への憧れを口にするのはパク・ヒョンギョンだけではない。韓国のトップ選手たちが日本ツアーを目指す理由は、金銭的な条件を超えた「トーナメントの質」にある。
「20代でもベテラン」激しすぎる競争
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「コースコンディションも、アプローチなどの練習場も信じられないほど素晴らしい。日本でプレーできること自体が、自分へのご褒美のようです」
2022年韓国女子ツアーの年間女王、キム・スジはそう言って目を輝かせたことがあった。今回の「アース・モンダミンカップ」でも、5位タイに入った韓国通算20勝のパク・ミンジや9位タイの韓国通算3勝のコ・ジウォンは、一様に日本のホスピタリティと環境の良さに感銘を受けていた。
とりわけ韓国人選手にとって魅力的なのが、選手寿命の長さだ。今年30歳になるキム・スジは「日本なら長くゴルフができると感じました。環境の良さからもその理由が分かった気がします」と語る。
韓国ツアーは若手の台頭が凄まじく、20代中盤になれば早くもベテラン扱いされることも珍しくない。シード権を持つ60位以内の選手のうち30代はわずか8人(全体の約13%)。一方、日本ツアーはシード選手50人のうち30代が18人、40代も藤田さいき(40歳)、全美貞(43歳)の2人がおり、合わせて4割にあたる20人が30代以上だ。
熾烈な過当競争で入れ替わりが早く、韓国のゴルフ担当記者も「毎年10~20人ほどのシード選手が入れ替わるので、選手の名前を覚えるのが大変」とも語っていた。

