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ある日本代表選手が証言「監督の気持ちが伝わってくる」森保一監督“ほぼ寝ないで”朝4時に見送り…代表チームに見せた「1枚の紙」とは
posted2026/06/24 11:17
森保一監督。写真は2025年1月のインタビュー時
text by

木崎伸也Shinya Kizaki
photograph by
Keiji Ishikawa
森保一監督というと、マジメで優しそう――そんなイメージがある。だが、それだけでは世界で勝てない。3刷重版と話題の新刊『逆転監督 森保一』(著:木崎伸也)は、2年半以上の徹底取材と複数回の本人インタビューから、森保監督の“したたかな勝負師”としての顔に迫った一冊だ。そのなかから、“なぜ朝4時に選手を見送るのか?”のエピソードを紹介する。
◆◆◆
日本代表の試合後、選手たちにゆっくり休んでいる暇はない。なるべく早く所属クラブに戻ってコンディションを整え、次の試合に備えなければならないからだ。
特に欧州組は慌ただしい。シーズンオフに入る場合を除き、基本的に翌日早朝のフライトでヨーロッパへ飛び立つ。朝4時、6時、8時……ホテルを出る時間はまちまちだ。
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休めないのはスタッフも同じである。荷物の整理や梱包があるため多くのスタッフが徹夜で作業を行い、チームマネージャーらが選手をロビーで見送る。分析担当者の部屋の明かりも分析を終えるまで消えないだろう。
そしてもうひとり、ほぼ寝ない人物がいる。監督である森保一だ。
森保監督は、ホテルを出発する選手をロビーで見送ることをルーティンにしている。
ある代表選手「気持ちが伝わってくる」
森保監督は2025年1月に行ったインタビューでこう語った。
「まったく寝ないで行くときもありますし、時間がランダムなので少し仮眠してから行くときもあります。監督として他の仕事と重なることもあるので全部ではないのですが、可能な限り見送りに行っています。
理由を一言で言えば、感謝と敬意です。欧州組も国内組も覚悟を持って日本代表の活動に参加してくれ、クラブに帰ったら再びポジション争いをしなければならない。欧州組は移動距離が長く、時差の負担も大きいでしょう。そうやって日本のために戦ってくれている選手たちに感謝と敬意を持ち、できる限り見送りたいんです。

