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「森保は今、監督として活躍しているが…」W杯で森保一監督が言及…“悲劇の恩師”が語っていた教え子への想い「当時、彼は一軍にさえいなかった」
text by

田邊雅之Masayuki Tanabe
photograph by(L)Kiichi Mastumoto /JMPA、 (R)Takuya Sugiyama
posted2026/06/21 11:02
W杯オランダ戦後に「異例の賛辞」を送った森保一監督。指揮官として活躍するかつての教え子の姿を、オランダ人の元代表監督はどう見たのか
Jリーグが無事に船出できた背景には、無数の人びとの努力がある。代表の選手たちも心からサッカーを愛していたし、日本にサッカーを普及させたいという、純粋な情熱に突き動かされていた。彼らの存在抜きに、今日の日本サッカーは語れないと思う。
しかし現状で立ち止まってはいけない。日本サッカー界は、自らに課せられた課題を乗り越え、さらに高みを目指す必要がある。
難しいのは「最後のギャップ」を埋めること?
最初の課題は、世界との差を埋めることだ。
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仮に100%を目指すとして、70%や80%の段階まではすぐに到達できる。だが最後のギャップを埋めるのは、どの国にとっても難しい。日本はアジアの強豪に定着し、W杯の常連にもなった以上、今後は本大会で結果を出していくことがテーマになる。
2つ目は、Jリーグの活性化と底上げだ。
忌憚なく言えば、リーグ戦のレベルは低下する傾向にある。その影響は現在の主力選手が退き、次の世代が登場する8~10年後に出てくる。しかも昔のように、海外から優秀な選手を連れてくる方法は採れなくなった。
そこで鍵を握るのが「育成」だ。
代表チームにせよJリーグにせよ、レベルを底上げするのは、各クラブが輩出する人材になる。その意味で日本の指導者たちは、代表監督以上に重い使命を担っている。
併せては、人材の流出に歯止めをかけることも必要だろう。主力選手が外国のクラブにタダ同然で引き抜かれないようにするのはもとより、海外に移籍する年齢自体も再考したほうがいい。特に若手にとっては、一軍で経験を積むことが成長の必須条件になる。

