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「もとから平凡な人生ではなかったので」マリーゴールドを退団した林下詩美(27歳)が明かす“決断の理由”「私ってこんなに笑うんだ」2年間での変化 

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橋本宗洋

橋本宗洋Norihiro Hashimoto

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photograph byNorihiro Hashimoto

posted2026/06/03 17:03

「もとから平凡な人生ではなかったので」マリーゴールドを退団した林下詩美(27歳)が明かす“決断の理由”「私ってこんなに笑うんだ」2年間での変化<Number Web> photograph by Norihiro Hashimoto

マリーゴールドでラストマッチを行った林下詩美

 林下は出世が早かった。スターダムで赤いベルトを巻いたのはデビュー2年あまりの時。本来ならまだ若手にカテゴライズされるキャリアだった。それまでにも多くの結果を出してきたし、マリーゴールドでもトップに立った。だからこそ、ベルトを失ってからの展開が難しい。ベルト奪還とは違う部分での目標設定、モチベーション作りだ。

「そうなんですよね。今年9月で28歳、8月でデビュー8年なので、全然ベテランではないです(笑)。ありがたいことに目標はどんどん叶えてきました。自分でも“林下詩美、凄かったな”と思います。マリーゴールドでもチャンピオンになって(憧れの存在である)イヨ・スカイさんとも試合ができて。でも目標って実現すると、また次の目標ができるものなんですよね」

 単なるスピード出世ではない。誰よりも努力してきたという自負がある。

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「デビューの時から“ビッグダディの三女”という二つ名がついていたので。そっちが先に広まってしまって、ひっくり返すには結果を出すしかないと。練習量で人に負けないというのはずっと思ってました。プロレスに関しては、絶対に自分に甘くしなかったです」

「私ってリング上でこんなに笑うんだ」

 プロレスにかけてきたから、このままでは終わらない、一歩引いていられないという気持ちになるのも当然だ。退団を聞いた時に思ったのは“マリーゴールドの環境は林下にとっていささか窮屈なのかもしれない”ということ。もっと我を出していい、言い換えればワガママに動いていいと。老け込むにはまだ早すぎる。

 だが林下の感覚はやや異なる。マリーゴールドにいること自体には、不満はなかったようだ。

「マリーゴールドで過ごした2年間は本当に楽しくて、幸せな時間でした。後輩たちに教えるのは苦手ではあったんですが、だからこそ成長できた。(岩谷)麻優さんが来てからは、思いっきり“妹”になることができましたし」

 大家族で育った林下には、姉と妹どちらの気質もあるという。

「きょうだいは上が6人で下が5人。真ん中なんですよ。だから後輩、年下に対しては“姉”としてカッコよくいたい。でも年上の先輩に対してはめちゃくちゃ甘えます(笑)」

【次ページ】 所属ラストマッチ後に、涙が溢れ出た

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