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獅子の遺伝子BACK NUMBER
「驚きましたね」西武・石井一成が忘れられない恩師・新庄剛志監督の素顔「3番と6番どちらがいい? ってDMが来て…」FA移籍の新天地で誓う“恩返し”
text by

市川忍Shinobu Ichikawa
photograph byNumberWeb
posted2026/05/18 11:05
今季日本ハムから西武へFA移籍した石井一成
「3番と6番、どちらがいい?」監督からのDM
メディアを通じて伝わる新庄監督の逸話の中に、選手への連絡にSNSのダイレクトメッセージ(DM)を使用するというものがある。本当なのだろうか。
「本当です。『明日(スタメン)行くよ』とか『何番がいい?』とか……。僕の場合は『3番と6番、どちらがいい?』とDMで聞かれたので『3番でお願いします』って返信しました。そうしたら『じゃあ、6番ね』って(笑)」
もう一つ、石井がプロとしてプレーする上で影響を受けたのが野球選手としての姿勢である。
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「ファン思いなんですよね。パフォーマンスも含めて、『常にファンの方に見られているんだよ』ということは言われていました。身だしなみひとつとっても、見ている人の目を意識するように、と……。細かいことですが、靴紐が長いとだらしなく見えるから短く結びなさいとか、ユニフォームの裾が長いと『引きずらないように』とか。みんな言われていましたね」
監督なりの美学があり、常にファンにどう見られるか、ファンを楽しませたいという思いを一番大切にしていた。
ヒーローインタビューでは“ダメ出し”も
そういえばファイターズの選手はインタビューの受け答えもスマートな印象だ。
「ヒーローインタビューで、つまらないことを言ってしまうと監督から指摘されるんですよ(苦笑)。だから、ひとひねり加えるというか、そういうこともみんな、勉強していたんじゃないですかね。自分は人前で話すのが苦手だったので『みんな、うまいなぁ』と思いながら聞いていました」
ヒーローインタビューの際に、質問に対してつい言ってしまいがちなあの相槌も禁止となった。「そうですね、は禁止です」と石井は笑って振り返る。


