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りくりゅう“最大の謎”「木原龍一はなぜ、三浦璃来を片手で持ち上げられるのか?」高橋成美が4年前に語っていた“その要因”「足の筋肉がすごい」―2026上半期読まれた記事
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野口美惠Yoshie Noguchi
photograph byAsami Enomoto / JMPA
posted2026/05/14 17:00
りくりゅうペアで話題の「リフト」。なぜ持ち上げられる?
「お互いが違うパートナーと色々な苦労を重ねてきた結果、やっと合う相手に出会えたということ。木原選手の技術が伸びてきて、無意識のうちに相手に合わせる対応力も付いてきた時期だったと思います」
筋肉量、スピード…なぜ異次元?
そこから飛ぶ鳥を落とす勢いで急成長。3位となった今季のNHK杯ではショート、フリーともにGOEで「+5」を出すジャッジがいたほど力強いリフトを披露した。
「木原選手は足の筋肉がすごく強いんです。だからリフトを上げてもスケーティングがまったくブレず、女子がバランスを崩してもフラつかない。三浦選手が『リフトで一度も落ちたことがない』と言っていますが、それは凄いこと。誰もがリフトの練習中に落ちた経験から躊躇が生まれ、進歩が遅くなる。でも三浦選手には嫌な記憶がないので、常に思い切ってリフトが出来る。これが2人の成長の早さに繋がっています」
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また基礎のスケーティングの相性の良さが、高い演技構成点に繋がっているという。昨季の世界選手権では平均7点台中盤だったPCSが、NHK杯では8点台中盤と、劇的なランクアップを果たした。
「歩き方にも速い人と遅い人がいるように、スケーティングも『ホワンホワン』や『グワングワン』というようなそれぞれの感覚があるのですが、それが2人は合っています。またお互い下半身が強く腰を低くして滑るタイプで、エッジの押す方向や、エッジを置く位置まで似ている。だから2人で滑ると、足し算ではなく、かけ算になってスピードが出るんです」
滑りの相性は、表現力にも直結する。
「プログラムの表現に色をつける時って足元の動きから湧いてくるので、滑りが合うと上半身まで自然と同じ動きになっていきます。長年組んで摺り合わせていくことを、2人は省略出来ているんです」
また得意とするスロー3回転ルッツとスロー3回転ループは、三浦の特徴を生かした投げ方をしているという。
―2026上半期『Number』が見たりくりゅう部門 BEST5
1位:りくりゅう“最大の謎”「木原龍一はなぜ、三浦璃来を片手で持ち上げられるのか?」高橋成美が4年前に語っていた“その要因”「足の筋肉がすごい」
https://number.bunshun.jp/articles/-/870190
2位:りくりゅうペアへの“本音”…高橋成美が4年前に明かしていた「嫉妬とホッとと、両方です」木原龍一と三浦璃来をすでに絶賛「私のころとは変わりました」
https://number.bunshun.jp/articles/-/870189
3位:りくりゅう“2年前の大事件”「顔は真っ青、酸素マスクをつけて…」木原龍一が倒れた日、三浦璃来が気づいた「生きていてくれて、ありがとう」
https://number.bunshun.jp/articles/-/870188
4位:木原龍一が発言「いろいろあった」その“本当の意味”…「骨に線が写っていた」木原の異変、ランチはゆで野菜…三浦璃来が支えた“2年前の挫折”
https://number.bunshun.jp/articles/-/870187
5位:「ずっと龍一くんが励ましてくれて…」《りくりゅう引退》支え合う2人の軌跡…本人たちが語っていた“最後の五輪”への覚悟「自分たちを信じるだけ」
https://number.bunshun.jp/articles/-/870186


