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「まさかの結婚発表も!」坂本花織が引退会見で明かした“弱気な一面”「私は守りかなって思います」《トークショーも開催 五輪秘話が聞けるチャンス》
posted2026/05/14 11:04
笑顔で現役引退の記者会見に臨む坂本花織。会見では「結婚発表」のサプライズもあった
text by

野口美惠Yoshie Noguchi
photograph by
KYODO
4度の世界選手権女王、そして4つの五輪メダルを手にし、日本フィギュアの太陽のような存在だった坂本花織。引退会見に選んだのは、生まれ育った地元・神戸だった。「21年4カ月のありがとうを神戸から伝えさせてください」と伝え、節目の舞台へと臨んだ。
Numberでは、5月16日(土)に坂本花織スペシャルトークショーを開催する予定だ。そこでは生でファンに向けての挨拶と現役時代を振り返るトークも控えている。
NumberPREMIERスペシャルトークショー・坂本花織「氷上の軌跡、未来への一歩」は5月16日(土)14:00〜@文藝春秋にて行なわれる
いつも思いやりと感謝に溢れ、笑顔で周りを明るくする選手だった。そんな坂本の引退会見。神戸市内の会場に到着すると、入口には現役時代に履いていたスケート靴が飾られていた。受付では「メディアの皆さまへ」と、坂本の手書きで感謝のメッセージが書かれたカードが1枚ずつ配られる。自身に思いを馳せることよりも前に、関係者への感謝から始める。実に坂本らしいセッティングは、温かみ溢れる会見になることを予感させた。
坂本花織“らしい”答え
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冒頭、所属先のシスメックスが制作したVTRが流れる。坂本の歩んだ道のりを、自身の手紙やコーチ、そして母からのメッセージを交えながら振り返る3分間の映像。坂本は途中、驚いて口を覆い、「手紙にやられました。嬉しいです」と涙を拭った。
質疑応答の冒頭、「改めて日本を背負って戦うこととは」と聞かれた坂本は、“らしい”答えをした。
「シニアに上がってからオリンピックや世界選手権に出られたり、メダルが取れたりして、日本代表として自分のやるべきことをやるという自覚と、あとは、みんなも頑張ってほしいので『周りも巻き込んで、みんなで頑張ろう』という気持ちが徐々に芽生えてきました」
エースとしての責任だけでなく、周りの選手にも頑張って欲しいという気持ち。それこそが、坂本のスケート人生を象徴する言葉だろう。その気持ちについて、さらに噛み砕く。
「何の大会かを忘れてしまったんですけど、自分だけが良くて、他の子たちがミスをして勝てた時に、喜びきれなかった。やっぱり全員がベストな演技で、それで誰が1番かっていう争いをしたかったんです。だから、なるべくリラックスして全員がベストな状態で試合に挑んでいきたいなっていう気持ちがあって、試合前に『今日の氷どんなんだった?』とか『緊張してきた?』って聞いたり、『じゃあ一緒にどっかお散歩行く?』という感じで。一緒に出られるからこそ、一緒にベストパフォーマンスになるようなことが出来たら良いなって思っていました」
「オリンピックとは」という質問には?
試合前、どんなに自分が緊張していても、笑顔で周りを盛り上げる。そのポジティブ思考を貫いた精神についても語った。

