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「スタメンじゃないのは分かっていた」阪神・森下翔太が語るWBCで掴んだ“自信”「僕を使った監督が悪いというのが僕の考え方」その真意とは?
 

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石崎祥平(スポーツニッポン)

石崎祥平(スポーツニッポン)Shohei Ishizaki

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photograph byKiichi Matsumoto

posted2026/04/17 17:18

「スタメンじゃないのは分かっていた」阪神・森下翔太が語るWBCで掴んだ“自信”「僕を使った監督が悪いというのが僕の考え方」その真意とは?<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto

WBCベネズエラ戦で3ラン本塁打を放った森下翔太。その一撃は非凡な打撃センスを改めて証明した

「ローンデポはネクストから打席が近かった。ピッチャーも非常に近くに見えたので、投手の数値だけでなく、自分の目でしっかり軌道を確認できました。テルさん(佐藤輝明)に投げられた球を見ながらタイミングを合わせ、打席に入るイメージをより具体的に膨らませることができました。テルさんがピッチャーに球数を多く投げさせてくれたのも大きかったですね」

勝負強さの要因を問うと苦笑い

 映像で見た投手を実際に打席に立って見る時に生じる違和感を、他の打者同様に森下は嫌う。ましてや、マウンドにいるのはメジャー直近2年で24勝を挙げたフィリーズのスアレスだ。143試合を戦うシーズンならまだしも、相手は初見の投手、かつメジャーで実績のある一線級の実力派左腕。ネクストバッターズサークルではより入念に投球に合わせてタイミングを計り、佐藤輝の打席でシンカー、スライダー、そして放物線を描くことになったチェンジアップの軌道を含む全6球を脳裏にインプットしていた。ボールゾーンに来た球にはバットをピタリと止めてみせた。ある程度のイメージを膨らませ、打席に入れば後は何も考えていなかった。投球を打席内に近いところで見られたことが、劇的ホームランに直結した要因だった。

「打席に入ったら構えて、思い描くスイングをすることだけに集中する。あとは何も考えていません」

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 打者には大きく分けて2通りのタイプがいる。打席内で相手投手との駆け引きを好む打者と、ある程度の球種を頭に入れ、あとは来た球に対応する打者。森下は明確に後者だ。WBC本大会開幕から慣れない代打という立場に置かれても、積極性がHランプへの近道だとみていた。

「チャンスの場面でたとえ3ボールになっても、“待て”のサインが出なくて甘い球が来たら振りますよ。それで結果が出なかったら、試合で僕を使った監督が悪いというのが僕の考え方です」

 一見、生意気に聞こえるような言葉でも、クラッチヒッターで鳴らす男の脳内は、このようにポジティブに整理されていた。そう思えば、ベネズエラ戦の3ランは必然だったかもしれない。

 ではなぜ、これほどまでにしびれる場面で打てるのか。勝負強さの要因を問うと、苦笑いを浮かべながらこう話した。

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