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青学大・原晋監督が“女子駅伝チーム創設”の衝撃…会見で語った「ライバル」の名前は?「男子を練習パートナーに…そんなぬるいことはしない」 

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和田悟志

和田悟志Satoshi Wada

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posted2026/04/10 17:01

青学大・原晋監督が“女子駅伝チーム創設”の衝撃…会見で語った「ライバル」の名前は?「男子を練習パートナーに…そんなぬるいことはしない」<Number Web> photograph by Satoshi Wada

女子駅伝チームの創設を発表した青学大の原晋監督。立命館宇治高の芦田和佳と須磨学園高の池野絵莉が一期生に

 次に原監督がモニターを使って提示したのは、日本の女子長距離界の実情だった。

 高校女子中長距離種目は、1500mは20年間、3000mは21年間も高校記録の更新がない。ちなみに、両種目とも現在解説者として活躍している小林祐梨子さんが高校記録を保持している。

 また、47都道府県の高校女子駅伝の予選会の単独チームの参加校数が、2015年の1038校から2025年には628校と約4割も減少。全国高校駅伝で男子の記録は毎年のように更新されるのに対して、女子の記録は1996年度から更新されていない。こういった具体例が挙げられた。

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 さらには、オリンピックにおける女子長距離種目の入賞者数、最高順位が共に下降傾向にあることにも触れた(※近年は少し回復傾向にあるが、2000年前後には及ばない)。

「これは批判でも何でもありません。事実として整理させていただきました」

 原監督はこう言いつつも、その言葉には明らかに嘆きや憂い、危機感が伴っていた。

「人として社会とどう向き合っていくかという教育をする一方で、これまで低迷していた女子陸上界をより盛り上げていく存在になっていきたいなと思っています」

 このようにして青学大女子駅伝部が立ち上がったというわけだ。

原監督が語った「ライバル」とは?

 印象的だったのは、質疑応答でのこんなやりとりだ。

「ライバルはどのようなところを考えているか?」という記者の質問に対して、原監督からは意外な答えが返ってきた。

<次回へつづく>

#2に続く
「女性が自分の意志で走っていない」青学大・原晋監督が“女子チーム創設”で語った危機感とは?「箱根駅伝の異端児」が女子陸上界に吹かせる新風

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