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15歳でスペインへ→今季からBリーグ加入…異色の“逆輸入”バスケットボール選手はなぜ欧州を選んだ? 現地で感じた「アメリカとの違い」とは
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ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph byTadashi Hosoda
posted2026/04/12 11:00
15歳でスペインへと渡り、今季からBリーグの川崎ブレイブサンダースに入団した岡田大河。異色の“逆輸入”選手の足跡とは?
岡田の父・卓也はかつて、さいたまブロンコス(現在はB3)などでプレーした経験があり、後に指導者となった。バスケをやるうえでは恵まれた環境だったこともあり、小学生の時には夏休みに行なわれるアメリカのトレーニングキャンプに参加するチャンスもあった。
「指導者が何人かの選手を連れていってくれて、現地のキャンプに参加して。同じ年代の人たちと試合をする機会もありましたし、アメリカで求められるバスケについてのイメージはなんとなく僕のなかにありました」
実体験で感じた「アメリカとスペインの違い」
一方でその後、中学1年時と2年時の終わりの春休みには、2回にわたってスペインへとバスケ留学する機会に恵まれた。そこで、8歳の時に抱いた疑問は大きな興味に変わったという。
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「練習に参加してみても、バスケットボールに対する考え方や意識しているところが(アメリカとは)違いました。もともと(身長174cmの)僕は体格では恵まれていないので、上手くなるためには周りと違った道に進まないといけないと考えていたんです。アメリカの高校では1対1がメインとなるバスケが多い。当時の僕にとっては、個人のスキルよりも組織としてのバスケットを学ぶ方が自分のためになるのではないかと考えて、スペインを選んだんです」
今でも将来はアメリカでプレーしたいという思いはある。個人の能力を大切にするアメリカのバスケットボールが間違っているとは思っていない。それでも、高校進学のタイミングで岡田が選んだのはスペインだった。

