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村上宗隆“衝撃の3戦連発”に近藤健介や牧秀悟も復調、一方で伊藤大海や宮城大弥が大量失点の明暗…WBC直後の開幕「大きすぎる負担」は投手なのでは 

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広尾晃

広尾晃Kou Hiroo

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posted2026/03/31 17:03

村上宗隆“衝撃の3戦連発”に近藤健介や牧秀悟も復調、一方で伊藤大海や宮城大弥が大量失点の明暗…WBC直後の開幕「大きすぎる負担」は投手なのでは<Number Web> photograph by John Fisher/Getty Images

3戦連続ホームランを放ったホワイトソックス村上宗隆

〈外野手〉
近藤健介(ソフトバンク)3試10打5安1本4点 率.500 OPS1.743
WBCでは14打席無安打(1四球)と絶不振だったが日本ハムとの開幕3連戦、5安打3二塁打1本塁打4打点と大爆発。うっぷんを晴らした。

周東佑京(ソフトバンク)3試11打1安0本1点 率.091 OPS.377
日本ハムとの開幕3連戦でまだ1安打、今季から一~三塁ベースが大型化し盗塁増加が期待されるが、1盗塁死と調子が出ていない。

森下翔太(阪神)3試11打5安1本2点 率.455 OPS1.227
3番右翼で巨人との開幕戦で猛打賞、本塁打も出た。今季はタイトルの期待もかかる。

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 野手陣はほぼ順調。MLBでは今期デビューの村上と岡本が最高のスタートを切った。大谷は数字は上がっていないが、調子は悪くなさそうだ。鈴木は怪我からの回復途上。しかし吉田はスタメンを外れて苦しいスタートとなった。

 NPBではWBC期間中不振だった牧と近藤が大活躍。周囲の不安を払しょくした。

“世界一の勝利投手”マチャドは初S、一方でキューバ勢が

 WBCで活躍した外国人選手では、ベネズエラ代表として、世界一が決まった試合の勝利投手になったオリックスのクローザー、マチャドは3月29日の楽天戦に抑えで登板、走者を三塁まで進めたが初セーブを挙げた。

 巨人のライデル・マルティネス、ソフトバンクのモイネロ、日本ハムのアリエル・マルティネスのキューバ代表3選手のうち、アリエルは3月14日に再来日したが、モイネロは経済制裁で停電が続くキューバの国内事情で飛行機が手配できず。2人は3月25日にようやく再来日したが開幕には間に合わなかった。

 ニカラグア代表のソフトバンク、ダウンズは3月13日に再来日している。台湾代表の日本ハムの古林睿煬、孫易磊はそのまま合流。古林は開幕のソフトバンク戦で救援登板するも敗戦投手。孫はファームで投げている。ブラジル代表のエース格だった西武のボー・タカハシは、今季先発転向を目指しているがまだ投げていない。パナマ代表の巨人、バルドナードは開幕一軍のリストから外れている。

 こうしてみてみると、春先の真剣勝負WBCは、特にNPBの投手に大きな負担がかかることが分かる。MLBとNPBの「試合環境」を整合させるなど、取り組むべき課題があるのではないか。

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