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新日本プロレスの歴史を変えるか? カラム・ニューマン23歳の覚醒「辻陽太は面白くない」過去にはトッテナムのアカデミー所属「16歳でプロレスを選んだ」 

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原悦生

原悦生Essei Hara

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posted2026/03/28 17:10

新日本プロレスの歴史を変えるか? カラム・ニューマン23歳の覚醒「辻陽太は面白くない」過去にはトッテナムのアカデミー所属「16歳でプロレスを選んだ」<Number Web> photograph by Essei Hara

『NEW JAPAN CUP』に優勝したカラム・ニューマンは4月4日、両国国技館でIWGPヘビー級王座史上最年少戴冠に挑む

「辻陽太は面白くない。どうでもいい」

 オスプレイからは「パズルの一つのピースがそろったな」という祝福のメッセージがあった。東京ドーム大会の翌日、1月5日の大田区総合体育館のリングにオスプレイが上がってきてスピーチをしたが、カラムは無視するような態度をとっていた。

「オレも満員の『WRESTLE KINGDOM』で試合をした翌日で、まだテンションが上がったままだったから、あんな行動を取ってしまった。昔は親しくしていたオスプレイだし『あの時は悪かった』というようなメッセージのやり取りをした。オスプレイはオレのことやUNITED EMPIREのことをとても大切に思っていて、『これからも応援している』と方々でも言っている。だが、実際、彼は新日本を抜けてライバルのAEWっていう団体に行った身なので、そのことに関しては正直、まだ腑に落ちてない部分がある」

 カラムはオスプレイの話を続けたが、その影を断ち切りたいというようにも感じられた。

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「オスプレイはオレの若手時代、“生きるか死ぬかの気持ちで頑張れ”と励ましの言葉を送ってくれていた。オレはとても苦しい思いをしてきた。彼の想像以上にオレはタフな経験をしてきたと思っているし、いま自分自身がそういう経験から何を得たかと考える。それは『NEW JAPAN CUP』優勝だったり、UNITED EMPIREというユニットを自分のものにしてさらに大きくしていくことができるようになった、ということだろう。彼にはそういった意味では感謝をしている」

 そんな折、オスプレイが1年2カ月ぶりに新日本プロレスに参戦し、両国国技館でグレート-O-カーン、HENAREと組んで6人タッグに出場することが発表された。オスプレイは首の負傷で昨夏から欠場を続けていたが、3月18日にAEWのリングで復帰したばかりだ。カラムがこれにどう反応するのかも興味深い。

 カラムは辻についても話した。

「辻は面白くない。つまらないことをいつもやっている。いつもニヤニヤしてるな、ぐらいだ。言いたいことをマイクで勝手に主張していて、いろんな文句も言っているが、オレからしてみればどうでもいい。オレは“史上最年少のIWGP王者になる”、その一点だけを求めているから。上村や海野に対しても同じことを言ったが、オレはすでに辻も超えている。IWGPを取ったら、世界一に、さらに強く、ということだけに集中する。IWGPのベルトも一つのジュエリーになる。IWGPはカラム・ニューマンというプロレスラーの名前を世界に知らしめる重要な道具なんだ。辻、両国で会おう。その時、オマエは他の連中と同じようになるだろう。オレは“King Slayer”であり、『NEW JAPAN CUP』の覇者。このプリンスのために、道を開けるんだ。そして、王冠にキスをしろ」

「Make Way!  Make way!  Kiss the crown」

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