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「今年は0点…表彰台を獲るつもりでいた」MotoGP開幕戦タイGPを5位フィニュッシュした小椋藍の自己評価がやけに厳しい理由とは
posted2026/03/06 17:16
MotoGP2年目の開幕戦タイGPを5位でフィニッシュした小椋
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遠藤智Satoshi Endo
photograph by
Satoshi Endo
小椋藍のMotoGPクラス2年目の開幕戦タイGPは、昨年と同じ順位に終わった。
土曜日に行われた13ラップのスプリントで4位。26ラップで行われた日曜日の決勝レースで5位と、初のトップ3、初の表彰台獲得にはあと一歩届かなかった。
その要因は、予選で3列目8番手に終わったこと。初表彰台獲得の条件のひとつとして藍は「2列目以内ならすごくいいと思う」とコメントしていたが、それを果たせなかったことが、悔しい結果につながった。
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短期決戦のスプリントでは、「絶対にスタートは失敗できない」と慎重にスタートを切った。タイGPの舞台となるチャン・インターナショナル・サーキットの路面コンディションが微妙で、スタート練習で何度も失敗していたからだ。そのため「やや守りのスタート」となったのだが、自分より前のグリッドで失敗する選手がいなかったことで、1コーナーに入ったときの順位はほぼグリッド通り。レース後半に追い上げたものの、スプリント初のトップ3にはわずかに届かなかった。
スプリントを終えた藍は「8位から4位まで追い上げたというレース内容には満足しているけれど……。今日はミスなくスタートしようと守りに入った自分に負けた」と振り返る。
「今年は0点」
翌日、26ラップの決勝レースではスプリントの反省もありスタートでの失敗はなかったが、今度は後列から絶好のスタートを切った選手に前に出られ、1コーナーのブレーキングで行き場を失ってポジションを落としてしまう。オープニングラップは11番手。厳しいポジションからまたしても素晴らしい追い上げを見せたものの、5位でチェッカーを受けた。
昨年、デビュー戦となったタイGPのリザルトは大きな注目と話題を集めたが、2年連続同じ結果に終わった藍は「今年は0点」と厳しい評価を下した。
レース終了後、藍とこんなやりとりがあった。

