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中谷潤人の“苦戦”を世界的カメラマンはどう見たか「中谷のパンチが“より深く”刺さっていた」リングサイドでとらえた決定的瞬間…井上尚弥戦の展望は?

posted2026/01/19 17:00

 
中谷潤人の“苦戦”を世界的カメラマンはどう見たか「中谷のパンチが“より深く”刺さっていた」リングサイドでとらえた決定的瞬間…井上尚弥戦の展望は?<Number Web> photograph by Naoki Fukuda

スーパーバンタム級初戦で判定勝利を収めた中谷潤人。右目を腫らしながらもWBC10位のセバスチャン・エルナンデスに競り勝った

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NumberWeb編集部

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Naoki Fukuda

中谷潤人にとってスーパーバンタム級での初戦は、予想外の激闘となった。ファンが固唾をのんで見守ったセバスチャン・エルナンデスとの一戦をリングサイドで撮影していたのが、全米ボクシング記者協会の最優秀写真賞を4度受賞した福田直樹氏だ。一進一退の攻防の裏で、世界的カメラマンは何を感じたのか。独自の視点で試合を分析した記事のハイライト版をお届けする。

「中谷選手のパンチが“より深く”刺さっていた」

「初回、中谷選手のいいアッパーがヒットして『らしいパンチだ』と感じたのを覚えています。エルナンデス選手は明らかにたじろいでいました」と福田氏は序盤を振り返る。2ラウンド終了時点では「どこかで仕留めるだろう」と予想していたものの、試合はここから意外な展開を見せる。

 3ラウンド以降は、エルナンデスが持ち前のタフさと前進力を次第に発揮するようになった。「打ち合いでも中谷選手の方が強いと思っていたが、相手がとにかくタフだった」と福田氏。終盤は「“でんでん太鼓”のようにノンストップで左右のフックを打つ」エルナンデスに、中谷は苦戦を強いられた。

 しかし、至近距離で撮影していた福田氏は、激しい展開のなかでも「中谷選手のパンチのほうが、より深く、正確に刺さっていた」と分析する。さらに「パンチの当たるアングル、威力、音が違った」と、その質の違いを強調。一部で議論を呼んだ採点についても、「個人的には115-113、もしくは116-112で中谷選手。エルナンデス陣営も敗北を受け入れているように見えました」と判定勝利という結果は妥当だったという見方を示した。

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 この苦戦は、中谷にとっても大きな収穫になったと福田氏は語る。

「ここで勝ちながら苦しい試合を経験できたのは大きいですよ。スーパーバンタム級にどうアジャストしていくか、チームもたくさん考えると思いますから。“きれいなボクシング”ではなかったからこそ、数試合ぶんの経験になったはずです」

 中谷が次に見据えるのは、5月に予定されている井上尚弥との世紀の一戦だ。福田氏は「これだけのふたりが最高のタイミングでぶつかることは滅多にありません。ボクシング界始まって以来の大変な試合になる」と興奮を隠さない。記事本編では、井上尚弥が挑戦者アラン・ピカソを圧倒した試合についても写真を交えて詳細に分析し、歴史的な一戦への展望を語っている。

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 この文章の本編は、以下のリンクからお読みいただけます。

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