獅子の遺伝子BACK NUMBER
「あの投手を見たか?」球界で話題に…西武の“ポスト今井達也”は19歳「投げる度に評価上昇」篠原響が語る急成長の理由とマイペース素顔
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市川忍Shinobu Ichikawa
photograph byNumberWeb
posted2026/01/08 11:04
2026年シーズンで最も期待される若手投手、篠原響の名前を覚えておいて損はない
「すごく順調です。想像していたよりも順調にきていると思います。1年目からこんなに試合で投げさせてもらって、でもそれは高校でしっかり練習ができていたという証拠。高校時代の経験が土台になっていると思います」
野球を始めたのは5歳の頃。7歳上の兄がプレーしていたことがきっかけだった。プロ野球選手が具体的な目標となったのは高校3年生の春。自分が登板する試合をプロのスカウト担当者が見に来ていることに気づいたからだ。甲子園出場経験はない。しかし福井工大附福井高時代、指導をしてくれた監督とコーチのおかげで成長することができたと振り返る。
「自分にとって大きかったのは近鉄でピッチングコーチを務めたこともある山口哲治コーチと出会えたことです。ピンチの場面での心構えなどはたくさん指導していただきました。とにかく『自分の投球に自信を持って投げることが一番大切だ』と。その言葉を実践して今も自信を持って投げています」
「僕にとっての甲子園は過去」
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3年生、最後の夏の福井県予選は準々決勝で敗退した。
「そこまでの思い出はないですね。僕自身はやり切りました。母校が甲子園で戦っているのを見たりすると『楽しそうだな』とは思いますけど、僕にとっての甲子園は過去。もう終わってしまったことなんで、今がよければいいかなって……」
ではプロ入りを果たした今、実戦を経験したからこそ見えた未来図はどんなものなのだろう。
「一軍での初登板も2度目の登板も、とてもいい経験をさせていただいたと思います。改めて『今のままでは何回チャンスをいただいても勝てない』と思い知りました。もっとレベルアップして来シーズン、また一軍で投げられる投手になります」


