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「こりゃ困った！」中日ベストナインを成績で選ぶと「立浪和義ら二塁が豪華すぎ、三塁がやや弱い問題」…外野と投手陣はどうする？
text by
広尾晃Kou Hiroo
photograph bySports Graphic Number
posted2025/05/31 17:03
星野仙一、立浪和義、福留孝介。それぞれ中日ドラゴンズの主力としてチームをけん引した
《遊撃手》
井端弘和1711試6370打1807安
52本475点146盗 率.284
宇野勝1729試5989打1582安
334本923点78盗 率.264
一枝修平809試2547打624安
43本205点23盗 率.245
「アライバ」で一世を風靡した井端弘和がすぐに浮かぶ。ベストナイン5回、ゴールデングラブ7回。とはいえ宇野勝も捨てがたい。どうしても「ヘディング事件」の印象が強いが、実は遊撃守備の名手だったと複数の同時代の選手が証言している。本塁打王1回、ベストナイン3回と、打撃では井端を凌駕している。巨人V9時代の一枝も細身の身体ながら守備の名手として活躍。ベストナイン1回。
ハイレベルな外野手…最多安打は大島だった
外野手もレベルが高い。
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《外野手》
大島洋平1901試7088打2046安
34本400点267盗 率.289
中暁生1877試6581打1820安
139本541点347盗 率.277
大島康徳1939試6046打1656安
321本943点77盗 率.274
江藤慎一1416試5086打1484安
268本845点66盗 率.292※
福留孝介1188試4069打1218安
196本668点71盗 率.299
杉山悟1263試4424打1117安
203本667点101盗 率.253
現役の大島はリードオフマンタイプ。最多安打2回、盗塁王1回。外野守備の名手でゴールデングラブ9回、ベストナイン1回を獲得している。中も足の速い外野手で通算三塁打は史上6位、セ最多。ベストナイン5回。曲者と呼ばれ妨害出塁は史上最多の21。大島康徳は一塁、三塁も守った。本塁打王1回。日本ハムでも活躍した。
江藤慎一は、中日の主軸打者として首位打者2回、ベストナイン6回。ロッテでも首位打者を獲得。福留は中日時代に首位打者2回、MVP1回、ベストナイン3回、ゴールデングラブ4回と無双の活躍を果たしたのち、30歳でMLB移籍。キャリア最晩年に中日に復帰した。杉山は1950年代に本塁打王、打点王各1回、ベストナイン2回を獲得。
通算200勝は山本昌と杉下、歴代3位の勝利数は？
ここからは投手陣を見ていこう。まずは先発から。
《先発投手》※通算勝利数100勝以上
山本昌584試219勝165敗5S0H
3348.2回 率3.45
杉下茂493試211勝117敗
2756.2回 率2.23
星野仙一500試146勝121敗34S
2128.2回 率3.60
鈴木孝政586試124勝94敗96S
1788.1回 率3.49
小松辰雄432試122勝102敗50S
1940.2回 率3.44
川上憲伸275試117勝76敗1S1H
1731回 率3.24
服部受弘259試112勝65敗
1576.1回 率2.81
郭源治496試106勝106敗116S
1971回 率3.22
三沢淳485試105勝105敗6S
1816.2回 率3.86
