「どんなバレーをするんだろう…すごく興味ある」女子バレー日本代表・石川真佑24歳に芽生えた“リーダーの自覚”「新監督はトルコ出身39歳」 

「（アクバシュ氏が指揮を執るトルコリーグの）エジザージュバシュはそこまでちゃんと見られていないので、どんなバレーをするのかもまだ完全にはわからない。どんな選手を選ぶんだろうとか、どういうバレーをするんだろう、ということはすごく興味があります」

　初めてイタリアに渡った昨季はフィレンツェ、今季はノヴァーラでプレーしたが、チーム内に日本人はおろか、アジアの選手は石川だけだった。チームメイトやスタッフとのやり取りはスマートフォンの翻訳機能を駆使するのが常。ただ、選手にストレートに伝達し、時に感情もあらわにする外国籍監督のもとでプレーしたことは石川に多くの刺激を与えた。

「プレーに関しては、ブロックされることをすごく嫌がるので、被ブロックが続くと交代させられることもある。そういう判断基準はすごくシンプルなのでわかりやすい。ミスをして代えられても引きずらないし、基本的に“いい”“悪い”がハッキリしていたので、私にとってはやりやすかったです」

意思疎通が難しい中で、コミュニケーションの重要性をより理解した　©︎Takahisa Hirano

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　異国の指揮官のもとでのプレーで経験値を高めた石川だが、実はパリ五輪後の取材時にこう明言していた。

「次の代表監督は、外国人監督がいいと思います」

　正式に発表された今、改めてその理由を聞くと「評価基準が明確だから」と挙げたあと、「でも」と、また異なる意見を重ねた。

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