2024年M-1・連続インタビューBACK NUMBER
「M-1また失敗か…と思いましたね」真空ジェシカが語る、令和ロマン“2年連続トップ”の歴史的瞬間「去年と一緒じゃねえか…」川北は1人だけ座っていた
posted2025/01/26 11:10
text by
中村計Kei Nakamura
photograph by
Shigeki Yamamoto
◆◆◆
令和ロマンが呼ばれた瞬間「1人だけ座っていた」
――今大会の笑神籤の一発目はM-1史上、もっとも盛り上がった瞬間だと言ってもいいと思うんです。昨年、トップで優勝した令和ロマンが、またしても1番手を引き当てたわけですから。ところが、ステージ裏の控えスペースで待っていた出演者が思わず全員立ち上がる中、川北さんだけ着席したままでした。
川北 ダメなんですよ、僕。協調性がなくて。みんなが立っているから立つとか、別に関係ないんですよ。病気みたいなもんで。逆にみんなが座っているときに1人だけ立っていることもあるかもしれないです。
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――大会的には令和ロマンの連覇なるかという物語が軸になっている感じがあったので、川北さんはそこに抗おうとしているのかと思ってしまいました。令和ロマンだけじゃないんだぞ、と。
ガク そんなカッコいいことを考えていたとは。
川北 ぜんぜんないです。そんなこと考えてたら、もっとちゃんと妨害します。
――今年もネタ合わせはせず、でしたか?
川北 4年連続ともなると、そこはもうガクもわかってきているので。番組が始まってからじゃないとやらない、というのは。普段のライブでもライブが始まってからしかネタ合わせはしないことにしているので。
ガク こちらは4年連続なので、さすがにそこはM-1に合わせてくれると信じていたんですけどダメでしたね。わかってきてるんじゃなくて、ただ、麻痺しているんだと思います。ネタ合わせしようと言ったところで無駄なので。僕もそこは諦めているところもあります。
――もしトップバッターだったら、ネタ合わせなしで行くしかなかったわけですね。
川北 なしですね。
「また失敗か…と思いましたね」
――令和ロマンの2年連続トップに関しては、どんな思いが過りましたか?