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箱根駅伝PRESSBACK NUMBER
「ニューイヤー駅伝でひらまつ病院チームを目立たせる!」現役復帰・上野裕一郎39歳(前・立教大監督)の恩返し…「立教も全力で応援します」
text by
佐藤俊Shun Sato
photograph byHiramatsu Hospital
posted2025/01/01 06:02
九州実業団毎日駅伝ではアンカーの大役を務め、ニューイヤー駅伝出場権獲得に貢献した
「さすがにトップの相澤君には勝てなかったですが、それでも向い風とアップダウンが得意ではない中、後半3分ちょっと超えるぐらいのペースに抑えられたのは、春から夏にかけてコツコツやってきたからだと思います」
ニューイヤーへの決意
今回のニューイヤー駅伝は例年以上に激戦になると言われている。
東日本実業団駅伝は富士通が4位、Hondaが7位に終わり、GMOインターネットグループが優勝したが、混戦模様だった。さらにSGホールディングス、トヨタ自動車、旭化成など強豪がひしめき、今年はどこが勝ってもおかしくないレースになりそうだ。
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「ひらまつ病院の目標は、15位以内になっていますが、まったく想像がつかないですね。うちの主力は、実力的に抜けている荻久保、堅実な走りの栃木で、彼らが2枚看板ですが、他はどうなるか、走ってみないと読めないんです。僕はふたりの手助けをする感じですが、個人的には1区か3区を走りたいと思っています」
リベンジを果たしたい
1区と3区は、追い風で走れる区間であり、スピードが持ち味の上野の走力が最大限に活かされることになる。だが、上野が1区を希望するのは、それだけではない。忘れられない苦い記憶を払拭したいからでもある。
「DeNAでの最後のシーズン、1区だったんです。アキレス腱が部分断裂している状態で出たので、まともに走れる状態ではなく、区間31位で大ブレーキになってしまいました。最終的に仲間が頑張って総合6位になったんですが、その悔しさがあるので、1区を走り、7年ぶりにリベンジを果たしたいと思っています」
リベンジを果たすとともに、上野にはもうひとつ1区を駆けたい理由がある。