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「背後からカメラが…不快感はありました」坂口佳穂が受けたビーチバレー“盗撮被害”の実態「でも、撮られるのを理由に水着を変えるのは…」 

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吉田亜衣

吉田亜衣Ai Yoshida

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photograph byL)Asami Enomoto、R)Kazuaki Mutsunaga

posted2024/12/06 11:07

「背後からカメラが…不快感はありました」坂口佳穂が受けたビーチバレー“盗撮被害”の実態「でも、撮られるのを理由に水着を変えるのは…」<Number Web> photograph by L)Asami Enomoto、R)Kazuaki Mutsunaga

今年2月に長女を出産した坂口佳穂さん。現在のビーチバレー界への思いを明かした

――打ちたい場所で打てないと戦略にも関わるし、サーブも弱くなってしまう。

坂口 はい、自分のプレーに影響することなので。だからと言って、撮られることを理由に水着でプレーすることは変えたくなかった。周囲の環境を変えるべきだと思っていました。

――基本的に場内での写真撮影は禁止して、選手との撮影タイムを設けるのもひとつの手段ですね。

坂口 選手が試合間に撮影ブースに立ち寄って、ファンの方と一緒に写真を撮ってふれあえる仕組みはいいと思います。それ以外は、すべてのカメラを禁止。いまのスマホは性能がいいし、選手を守ることを最優先で考えるのであれば、完全にゼロにしてもいいかもしれません。グレーなところがあるから被害が起きてしまうので。

娘が盗撮被害を受けないために…坂口佳穂の提言

ビーチバレー界の将来を元選手として見つめるとともに、一児の母となった坂口さんは、現在は親という立場で、スポーツの盗撮被害について考える。

――娘さんがいつの日か、ビーチバレーをやってみたいと言ったらどうしますか?

坂口 私がビーチへ行くのは好きだし、これから先ビーチバレーに触れさせる機会はきっとあると思うので、本人がやりたいと思うことであればなんでも応援したいなと思います。スポーツをするのであれば、スポーツを経験してきた親の意見は胸に響くかもしれないので、伝え方に気を配りながら常に味方でありたいなと思います。

――もし娘さんが競技中に盗撮被害を受けてしまったら? 学生の大会会場にいる親御さんからは、「関係者でも保護者でもない不審者が紙袋を持ってうろうろしているところを初めて目撃した」という声もありました。

【次ページ】 「撮影の問題についても積極的に発信すべき」

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