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「全女の保証人になって2000万被った」「家が2軒なくなった(苦笑)」ダンプ松本を贔屓した“極悪レフェリー”阿部四郎が生前に語っていた「おカネの話」
text by
堀江ガンツGantz Horie
photograph byAFLO
posted2024/11/28 11:00
“極悪レフェリー”阿部四郎(右端)とダンプ松本
全女の保証人になって、2000万くらい被ってさ…
阿部 まあ、でも最後は興行で失敗したっていうより、全女の保証人になっちゃったんだわ。
椎名 全女の保証人!(笑)。
玉袋 それ、一番なっちゃいけないよ!(笑)。
阿部 2000万くらい被ってさ、よ~~~やく(返済が)終わった。
椎名 でも、なんで保証人になっちゃったんですか?
阿部 松永さんも、まさかあんなふうに潰れるとは思わなかったからね。
玉袋 そうですよね、全女だって一時期はすごい勢いで儲かってたわけですからね。
ガンツ ドーッと上がって、ドーッと落ちて(笑)。
玉袋 山高ければ谷深しっていうね(笑)。
ガンツ でも、谷に落ちても必ず復活してくるのが全女だったんですけどね。
玉袋 そうだよ。いっつも松永会長は「いくら借金しても、スーパースターが一人出てくれば、すべてチャラになる」って言ってたからね。それが出て来ねえ時代になっちゃったのかね~。《インタビュー第2回に続く》
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