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[スペシャル対談]長与千種×ライオネス飛鳥「クラッシュは命がけ」

posted2024/11/21 09:01

 
[スペシャル対談]長与千種×ライオネス飛鳥「クラッシュは命がけ」<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama

text by

伊藤雅奈子

伊藤雅奈子Kanako Ito

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photograph by

Takuya Sugiyama

Netflixシリーズ『極悪女王』で令和のいま再びクローズアップされる2人のスーパースター。しかし彼女たちの物語は作品最終話で描かれた1988年以降もドラマチックだった。かつての盟友が対立し、その後再結成へ。クラッシュとは破壊と再生のストーリーなのだ。

 全日本女子プロレス興業(以下、全女)で1983年に長与千種(以下、長与)とライオネス飛鳥(以下、飛鳥)によって結成された「クラッシュ・ギャルズ」。'89年の1度目の解散、両者の引退のあと長与は自身の団体GAEA JAPANを設立、飛鳥はフリーのプロレスラーとして各団体のマットに立ち、ヒール転向後に2度の女子プロレス大賞(東京スポーツが制定)に輝いた。結成40年を超えたいま、2人が運命の交差について語り尽くす――。

飛鳥 全女のとき、一緒に中国にロケに行ったの、覚えてる?('89年春)

長与 行ったね。南京でしょ。

飛鳥 (中国残留孤児2世レスラーの)天田麗文の実家にカレーを届けにいくっていう企画で(笑)。あのときに、「引退しようと思ってる」って打ち明けてくれたんだよね。うちらはビューティ・ペア(ジャッキー佐藤&マキ上田)が引退をかけた直接対決で解散('79年2月27日、日本武道館)したのを知ってるから、「そういうことだけは絶対にやめようね」って約束してて、全女とフジテレビにかけ合って、「一緒に引退させてほしい」って頼んだ。最初は難色を示されたけど、最終的にはOKをもらえたのに、「東京スポーツ」に千種の引退をスッパ抜かれてしまった。

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