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審判に文句「3年間でイエロー45枚、レッド6枚」31歳ブライトン新監督“やんちゃな選手時代”も…三笘薫27歳が証言する素顔「普段からよく話しますよ」
posted2024/10/26 17:22
text by
田嶋コウスケKosuke Tajima
photograph by
AFLO
途中出場の三笘薫が存在感を示した。
10月19日に行われたニューカッスル対ブライトン戦で、三笘は今季リーグ戦で初のベンチスタートにまわった。
控えになった理由はハッキリしていた。三笘は、日本代表として10月11日のサウジアラビア戦と、15日のオーストラリア戦の2試合に先発出場。長距離移動も考慮すると、たしかに厳しい日程だ。
イングランドに戻ってきた後も慌ただしかった。ブライトン着は、ニューカッスル戦3日前の16日。試合前日の18日には、イングランド最南端のブライトンからリーグ最北端のニューカッスルに移動し、チームと共に前泊した。そして19日の午後3時に、キックオフを迎えたのである。
しかも、スポーツサイトの『ジ・アスレティック』でクラブ番を務めるアンディ・ネイラー記者によれば、「三笘は日本代表戦で軽い痛みを抱えたようだ」。遠征メンバーに入ったことから心配するほどではないが、代表戦と長距離移動、軽度の痛みなど、複数の要因からベンチにまわった。
それでも三笘は、後半15分からピッチに立つと躍動した。
ドリブルで縦に突破しチャンスを作ったかと思えば、後半39分と後半45+2分の決定機でシュートを放った。相手のトラップミスを見逃さず、左足のシュートがGKのブロックに阻まれた1本目のチャンス場面については「絶対決めないといけなかった。踏み込みが甘く、背の高いキーパーには低めに打たなければ」と反省していたが、それでも攻守に奮闘して1−0の勝利に貢献した。
試合後、三笘は自身のコンディションについて次のように語った。
「厳しいところがありましたけど、監督が考慮してくれた。監督のサポートもあってベンチになりました。今日は特に何もしてないですけど、チームとしてこの試合を勝ち切ったのは本当に大きい」
試合中に“5分間も”話し込んだ2人
今回の取材で感じたのは、三笘とファビアン・ヒュルツェラー監督の良好な関係性だった。