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「伝説の延長17回」PL4番の長男が“宿敵”横浜に入学していた! 新1年生・古畑雄大が明かす「横浜を選んだワケ」「父の試合をビデオで見て…」 

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内田勝治

内田勝治Katsuharu Uchida

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posted2024/04/01 11:01

「伝説の延長17回」PL4番の長男が“宿敵”横浜に入学していた! 新1年生・古畑雄大が明かす「横浜を選んだワケ」「父の試合をビデオで見て…」<Number Web> photograph by Katsuharu Uchida

この4月から横浜高校に入学する古畑雄大。父・和彦はPL学園の4番として横浜・松坂大輔としのぎを削りあった選手だった。

プロに行くために、横浜に行きたい

「自分が目標にしているのはプロ野球選手になって活躍する事。高校で活躍して、高卒でプロに行くために、プロ野球選手を多く輩出している横浜高校へ行きたいと思いました。あと、やっぱり延長17回の試合を見たりしていたので、それは心の片隅にはありました」

 その横浜と名勝負を演じた、父の母校であるPL学園は、これまでに通算82人のプロ野球選手を輩出。進路を選ぶ際は当然候補に挙がっただろう。しかし、2016年夏を最後に休部状態となり、現役のプロ選手は、前田健太投手(デトロイト・タイガース)と中川圭太内野手(オリックス)の2人のみとなってしまったことは残念でならない。

万波中正以来の東練馬シニア→横浜

 2023年2月頃、横浜の村田浩明監督が直々に東練馬シニアのグラウンドまで雄大を視察に訪れた。そして後日、雄大は家族と横浜のグラウンド、寮を見学。その際、村田監督から「全国制覇を目標に一緒に頑張ろう」と熱い言葉をかけられ、横浜への進学を決断した。東練馬シニアから横浜へと進む選手は、日本ハムで活躍する万波中正外野手以来だという。3年後には先輩が活躍する舞台へと上がることを目標に、名門の門を叩く。

父の指導+最新の打撃理論

 高校入学後すぐにでもアピールするために、この冬も休みなく研鑽を積んできた。数々のプロ野球選手を含むトップアスリートのパフォーマンス向上を支えている複合型スポーツ施設「MTX ACADEMY」(東京都千代田区)に通い、「パワーポジション」で変わる最新の打撃理論などを学んだ。これまでは父の和彦さんが、それまでの経験や、現在の理論をつなぎ合わせて雄大を指導してきたが、「MTXではプロ野球でトップレベルの選手がパフォーマンス向上の為にパワーポジションで変わる最新の理論を学んでいる事を知り、知識や引き出しを増やすために」通わせたという。雄大も目を輝かせながら話す。

【次ページ】 松坂さんの代のように春夏連覇を達成したい

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