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森保ジャパン10連勝も“策士トルシエ68歳”なお健在…「私が作り出したものを消費し尽くそうと」“日本代表でモメた日”と再評価したい手腕 

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photograph byZhizhao Wu/Getty Images,Kazuaki Nishiyama

posted2024/01/15 17:01

森保ジャパン10連勝も“策士トルシエ68歳”なお健在…「私が作り出したものを消費し尽くそうと」“日本代表でモメた日”と再評価したい手腕<Number Web> photograph by Zhizhao Wu/Getty Images,Kazuaki Nishiyama

アジア杯でベトナム代表を率いるフィリップ・トルシエ。日本代表を率いた頃も話題に事欠かなかった

 繊細なボールタッチから繰り出すドリブルは“分かっていても止められない”切れ味があった。その能力を買っていたのは、当時の日本代表監督を務めていたトルシエも同じ。準優勝したワールドユース、翌年のシドニー五輪メンバーにも本山を選出した。

 その頃に世界No.1のドリブラーとして評価されていたフィーゴの名を出したことからも、高く評価していたことが分かる。

ベトナムでも19歳新星を発掘しただけに…

 本山ら「黄金世代」を育成し、2002年日韓W杯以降の中軸メンバーとして育て上げた功績は現在、小野伸二や遠藤保仁らの引退によって再び脚光を浴びているが……今回のアジア杯ベトナム代表でもそうだった。

 数多くの選手がヨーロッパの一線級クラブで活躍する日本代表相手に19歳のグエン・ディン・バックがゴール以外でも軽やかな突破を見せるなど、積極登用した若手がイキイキとプレーしていた。なおトルシエの試合前日会見では記者陣の質問に対して“不穏な空気”に包まれた瞬間もあったようだが……日本代表を強くしたその哲学は、今もベトナムの地で貫いているようだ。

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