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[大井からケンタッキーダービーへ]マンダリンヒーロー「そして想いは繋がれた」
posted2023/05/19 09:01
text by

土屋真光Masamitsu Tsuchiya
photograph by
Masamitsu Tsuchiya
結果は12着。しかし地方馬によるケンタッキーダービーへの価値ある旅路は、調教師、オーナー、騎手、そして関係者もファンも一体となった夢の結実だった。
夢という言葉には2つの解釈がある。ひとつは将来に向けた希望や願望。もうひとつは現実から離れた空想である。地方競馬はダート主体ながら、ダート競馬の本場アメリカへの挑戦とは無縁だった。しかしこの春、ケンタッキーダービーの舞台に立った大井競馬所属のマンダリンヒーローによる挑戦は、夢が夢を呼び、そのプロセスに多くの人がまた夢を見ることとなった。
2010年に厩舎を開業した藤田輝信にとって、海外競馬への挑戦は夢のひとつであった。'13年には韓国での大井・韓国の交流競走に管理馬を送り込み、また、世界各地に自ら足を運んだりもしていた。
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