「藤井聡太六冠ベトナムで対局すんの!?」「8人兄弟の猫クッキーかわいい」棋士ドラフト、早指し100局も…観る将マンガ家が描く“カオスな4月”

　ゴールデンウィークに突入して、Jリーグ観戦などなどスポーツをはじめとした様々なエンタメにワクワクな僕ら夫婦ですが……将棋界のイベント・対局がガンガン行なわれていて、全部見なければという使命感に燃える次第です（笑）。まずは新年度、4月のハイライトをイラストで描いていきましょう！

1）藤井竜王の名人戦＋叡王戦、おやつがスゴい

　藤井聡太竜王（王位・棋王・叡王・王将・棋聖と六冠）が名人戦、叡王戦を戦っていて、名人戦は渡辺明名人相手に第1、2局と連勝、叡王戦の菅井竜也八段とは第2局を終えて1勝1敗という現状になっています。

　デビュー当時の藤井竜王のお言葉をお借りすれば、まさに“僥倖”といった感じで……それぞれの第1局を取材することができました。椿山荘で開催された名人戦の方は別途イラスト記事にしたのですが、叡王戦第1局の会場は神田明神。こちらもまた東京の由緒正しい名所です。

「まさか1週間で椿山荘と神田明神、両方来るとは思ってもみませんでしたねえ」
「観光気分でタイトル戦巡るのも面白いですね～」

　現地集合した編集担当さんと2人でノンキに雑談してましたが、名人戦と持ち時間が大きく違うので（※名人戦は2日制の持ち時間各9時間、叡王戦は持ち時間各4時間）、うっかりすると終局を逃しちゃうのでは？ と、神田明神境内の休み処などでABEMA中継を見ながら過ごしていました（笑）。

©Junsei Chida

すべての写真を見る（135枚）

　さてタイトル戦と言えばお馴染みの「おやつ」。特に叡王戦は主催が不二家さん。それもあって対局前の会見で藤井竜王は「五番勝負では対局中のおやつもご用意いただけるということで、毎年楽しみにしています」と話していたそうです。で、対局が始まってみると……以前の叡王戦で藤井竜王が頼んだ「コロコロくまさん」に続くシリーズの「コロコロうさちゃん」、菅井八段が食していた「チョコまみれ」など、今回も名前のインパクトが強い！

どうする家康バウムクーヘンvs8人兄弟クッキー

　また名人戦第2局の2日目午前も、盤上並みにすごい一手がそれぞれに出ました。

渡辺名人：「どうする家康 バウムクーヘン 特濃抹茶 富士の初雪」
藤井竜王：「ぼくたち8人兄弟クッキー」

【次ページ】　どうする家康バウム、8人兄弟クッキー（現物）を見る