試合後のメディアインタビューでも、本人が「反省」という言葉を口にしたのは3回。落胆の大きさは相当なものだっただろう。

　8万1445人の大観衆が集まったウェンブリー・スタジアムの雰囲気について聞かれた際も、「素晴らしかった。ブライトンサポーターの声が大きかったし、それをすごく感じていた」と語りつつ、「ここで勝てなかったのが本当に申し訳ないという気持ちはあります。あれだけサポーターが素晴らしい雰囲気をつくってくれた。一発勝負の勝負事なので仕方ないですけど、決勝まで行きたかった」と、やはりここでも悔しさを露わにした。

　それでも立ち止まってはいられない。FA杯では敗退が決まったが、三笘は5月末まで続く国内リーグに視線を向けた。

「（CLやELといった）欧州カップ戦の出場チャンスがあるので、しっかりと切り替えて毎試合勝てるようにしたい。連戦なのでしっかりとコンディションをつくり、怪我をしないでチームに貢献できるようにしたいです。いいパフォーマンスを出すことに集中したいと思います」

　試合後のチームトークでも、デゼルビ監督から選手たちに「顔を上げて、切り替えよう」と激励の言葉があったという。ブライトンの次戦は、中2日で行われる国内リーグのノッティンガム・フォレスト戦。三笘はチームを勝利に導くプレーを見せることができるか。

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