「松本人志さんのあの“ひと言”が一番嬉しかった」“M-1歴代2位”さや香が語る、667点が出たときのゾクゾク感「決勝前はマジ嫌やったんで…」

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「あの時期がいちばんしんどかった」

――1本目のネタ『免許返納』は、準決勝から決勝までの3週間弱の期間に、それなりにブラッシュアップしたのですか。

新山　しましたね。

石井　しまくってました。

新山　決勝が決まった後、マネージャーが劇場に掛け合って、出番を増やしてくれるんですよ。隙間に何とか入れてもらったり。

石井　追加、追加で。そのたびにマイナーチェンジしていて、もう、訳わからんくなってきて。毎舞台、僕が（ネタを）飛ばしてたんです。だから、マジで嫌やったな。あの時期がいちばんしんどかったですね。

結成8年で2回目のM-1決勝だったさや香。石井（ボケ担当、写真右）と新山（ツッコミ・ネタ作り担当）

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新山　新しく試したやつをことごとく飛ばすんで、結局、ブラッシュアップできずに終わってるみたいな。そういう日も、けっこうありました。

――今大会は楽屋ではどんな風に過ごしていたのですか。

新山　僕はオンエアがスタートしたときは、音楽を聴いていました。オープニングとか変に煽ってくる映像は見やんとこ、という感じで。

ファーストラウンドは5番手で登場。「免許返納」のネタをかけ、667点。1位で最終決戦へ　©M-1グランプリ事務局

「ドラえもんの主題歌を聴いていました」

――M-1の冒頭の煽りVの最後、「俺たちがいちばんおもしろい！」というナレーションのところで、新山さんの笑みがアップになっていて。ドキュメンタリーでは、楽屋でそのシーンを観ていた芸人たちが爆笑している様子が映っていました。そうしたら、そのとき新山さんは我関せずという様子でイヤホンで音楽を聴いていて、そのことがさらなる爆笑を引き起こしていました。そのときのことですね。あれは何を聴いていたのですか？

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