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「今年は2000億円を超えるかも」“破格の賞金”でゴルフ界を揺るがすリブゴルフが2年目突入へ〈王道PGAツアーとの争いに変化は?〉 

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舩越園子

舩越園子Sonoko Funakoshi

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posted2023/02/21 06:00

「今年は2000億円を超えるかも」“破格の賞金”でゴルフ界を揺るがすリブゴルフが2年目突入へ〈王道PGAツアーとの争いに変化は?〉<Number Web> photograph by Getty Images

昨季、主戦場をリブゴルフに移したダスティン・ジョンソン(38歳=米国)は個人戦、団体戦、ボーナスを合わせて約52億円を獲得。16年間在籍したPGAツアーで獲得した賞金のおよそ半分を1年で稼いだことになる

 一方で、リブゴルフの内部に吹く風は、少々荒れ気味に見える。

 ノーマンCEOを筆頭とする首脳陣は、文字通り、リブゴルフを動かす頭脳だが、昨年5月にCCOが辞任。10月にはCOOも去り、今年に入ってからもディレクター・オブ・フランチャイズとCCOが相次いで辞表を提出。首脳陣の辞任が相次いでいることは、内部に何らかの問題があることを示唆している。

 そして、今年からは12チームそれぞれをフランチャイズ化し、チームごとに独自のネーミングとロゴマークを付したオリジナル・グッズを販売するなどして収益を図る新規事業が開始される予定だが、その舵取り役だったディレクター・オブ・フランチャイズのマット・グッドマン氏を欠いたことは、リブゴルフの今年の目玉プロジェクトに大きな影響を及ぼすだろうと見られている。

 それでも、ノーマンの強気の姿勢は変わらず、むしろ一層強まっている。ゴルフファンが好きなチームを1つ選び、年間を通じてサポートしていく新キャンペーンも始まった。

「12チーム!選ぶのは、アナタだ!」

 そんなフレーズとともに、各チームのキャプテンが代わる代わる登場し、俳優のようなポーズを取りながら自身のチームをアピールするリブゴルフの動画が、日々、SNSを乱舞している。

 ゴルフ界の王道を行くトラディショナルなPGAツアーとは、まったく異なる世界を醸し出しているリブゴルフ。

 どちらが好きか、どちらを応援するか。もちろん「決めるのは、アナタ」だが、そもそも二者択一とする必要性があるのかどうか。

「それを決めるのも、アナタ」であり、世界のゴルフ界は、いろんな意味で選択肢が多い豊かな時代を迎えつつある。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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