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「日本代表が戦う姿はカッコいい」平成の怪物にして日本のエース・松坂大輔が憧れたキャプ翼と日の丸ユニフォーム 

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photograph byKiichi Matsumoto

posted2022/10/21 11:00

「日本代表が戦う姿はカッコいい」平成の怪物にして日本のエース・松坂大輔が憧れたキャプ翼と日の丸ユニフォーム<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto

――松坂さんにとって、憧れのサッカー選手は誰だったんですか。

松坂 それはカズ(三浦知良)さんと井原正巳さんです。カズさんは華やかで太陽みたいな選手ですが、僕はカズさんとはひと味違う井原さんのカッコよさにも惹かれました。ディフェンダーの井原さんは日本代表のキャプテンでしたよね。決して派手ではないけど仲間を鼓舞して日本のゴールを守っていた。後ろから仲間を支えながら、フィールドで戦うその佇まいには、子供心にカッコいい大人だなと思って見ていましたね。

――サッカー選手のカッコよさって、どんなところですか。

松坂 中学生になってサッカーを始める友だちがけっこういたんですけど、みんな、髪を伸ばしてるじゃないですか。それが羨ましかった(笑)。野球は中学生になれば坊主なのに、サッカーはみんなが髪を伸ばして、オシャレで、モテると思っていました。当時から国見とか鹿実とか、坊主頭のサッカー部はつい、応援したくなっちゃいますね」

――これまでのW杯はご覧になっていたんでしょうか。

松坂 日本が初めて出場した1998年のフランスW杯当時、僕は横浜高校の3年生でした。ちょうどセンバツで勝って、夏の大会が始まる前の6月開催でしたが、同い年の市川大祐君(清水エスパルス)が日本代表のメンバーに入るかどうかで話題になっていたことを覚えています。最後の最後で外れましたが、17歳で日本代表なんてすごいなと思っていました。字は違いますけど、市川君も同じ“ダイスケ”ですし(笑)。

ゴール裏で見た日本のW杯初勝利

――それは親近感が湧きますね……2002年の日韓W杯はいかがでしょう。

松坂 僕、ロシア戦を横浜へ観に行っていたんです。国際試合の異様な雰囲気には僕も緊張しましたね。しかも人生で初めてナマで観たサッカーの試合が、記念すべき日本のW杯初勝利の試合だったという(笑)。稲本潤一選手のシュートがゴール右に決まって、1−0で日本が勝った……僕、ロシアのゴール裏にいたのでシュートがよく見えました。

――まもなくカタールW杯が始まります。どんなところを楽しみにしていますか。

松坂 競技に関係なく、オリンピックやWBC、W杯といった国際試合というのは、その競技のルールに詳しくなくても感動をもらえると思うんです。日本代表として純粋な想いで戦ってくれている選手たちを僕も純粋に応援したいなという気持ちになります。簡単なことじゃないとは思いますが、過去最高の成績を収めることを願いながら試合を見ていくと思います。

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