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「バッグの穴からレンズが…」現役大学生チアたちが明かす“性的画像”被害の瞬間「実際に画像が販売されているサイトを見て…」
text by
品川絵里(共同通信)Eri Shinagawa
photograph byGetty Images
posted2022/09/19 17:02
現役の大学生チアリーダーなどに盗撮被害の取材を重ね、見えてきたのは…
「盗撮の闇」ネット記事公開後、大きな反響
2021年1月下旬から3月中旬にかけてインタビューをし、大量の取材メモを読み返しながら、記事にまとめた。4月12日から「狙われるスタンド盗撮の闇」という3回続きの連載を配信。その後、内容を長くしたウェブの記事として公開した。
一連の記事は反響が大きく、ヤフーコメントは5600件を上回った(22年4月30日時点)。たくさんの人に記事を読んでもらいたいと思っていたが、想像をはるかに超える多さだった。
コメントは次のようなものだ。
「性的コンテンツのように扱われている画像は監視や法的措置を強く求める必要があるし、さらされた生徒のケアは必要」
「ミニスカートを穿いて脚を高く振り上げる動作に意味はあるの?」
「Bリーグなどにチアリーダーはいるけど、女性の性的な部分をアピールして集客につなげる意図があるように思える」
チアリーディングに励んでいた友人は、納得できない意見も含めて「社会的に議論されることに意味があると思う」と連絡をくれた。私もさまざまなコメントに目を通した。
改めて感じたのは「性的な目線で見ること、性的な魅力を感じること」と、「勝手に写真や動画に収めて、卑猥な文言をつけて拡散・販売すること」を混同している人が多いかもしれないということだった。
この二つには、大きな隔たりがある。前者は人間が心の中で思っていること、感じることだから仕方ない。記事では、後者の行為がいかに傷つけるか気がついてほしいと伝えたかった。
そして、本人が望んでいない形で他人から勝手にあれこれ消費される社会ってどうなの?という問いかけだった。この思いが、どれほどの人に伝えられたか分からないが、アスリートだけでなく、チアリーダー、そして日常に潜むこの迷惑行為が減っていけばいいと思う。以下、ネットに公開した記事を再録する。
隠し撮り画像流出、チアリーダー「身の危険感じた」
アスリートへの性的な意図を持った隠し撮りや画像を拡散する行為が社会的な問題となった。応援を先導するチアリーダーも同様の被害で悩まされている。球場でエールを送り合う晴れやかな光景の裏で、隠し撮りによって深く傷つく女性たちを取材した。