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ボクシングPRESSBACK NUMBER
井上尚弥の“最後の標的”ポール・バトラー(33)とは何者か? 世界が注目する4団体統一戦へ「私は彼の大ファン。日本に行き、戦いたい」
text by
杉浦大介Daisuke Sugiura
photograph byL)Hiroaki Finito Yamaguchi/AFLO R)Getty Images
posted2022/06/24 11:04
井上尚弥がバンタム級で目指すベルトはあと1つ。4団体統一に向けてターゲットになるのは“ナイスガイ”のポール・バトラー(右)だ
――井上戦が決まったとして、ファイトプランはどういったものになりますか?
「井上と対戦できることになったら、彼の映像をじっくりと見て、ファイトプランを考えることになります。井上がどれほど強い選手であるかはわかっているつもりだし、彼はまだ向上しています。完璧なゲームプランを考える必要があるのでしょう」
――井上は英国に行っても構わないと話していますが、あなたの希望は?
「井上はスコットランドで戦ったことがありますが、私はまだ英国以外で戦ったことはありません。まだ一度も訪れたことのない日本に行き、戦いたいのです」
――子供の頃に好きだった選手は?
「マルコ・アントニオ・バレラ(メキシコ)です。彼はナジーム・ハメッド(イギリス)を下し、エリック・モラレス(メキシコ)とも3度戦いました。バレラの試合は常にアクションに満ちていて、典型的なメキシカンスタイルです。私とバレラのスタイルは似てはいませんが、彼の戦い方が大好きでした」
――現役ボクサーで好きな選手はいますか?
「オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)です。スキルに秀でていて、サイズでは大きく上回るアンソニー・ジョシュア(イギリス)にも勝ちました。ウシクはとても多才で、様々なことをこなせる選手。常にアウェイで戦い続けているのもすごいことですね。パウンド・フォー・パウンドでも評価が高く、私はウシク、テレンス・クロフォード(アメリカ)、井上がトップ3だと考えています」
――あなたのボクサーとしての最終目標は?
「子供たちに尊敬されるような選手になり、記憶されたいです。最強の選手と戦い、挑戦を続け、財産も築いていきたいです。そんな私にとって、井上との統一戦は極めて重要な意味を持つ戦いになるでしょう」
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