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MLBファンの怒り「腹立たしい」「彼らは自分たちのことばかり…」決まらない開幕日程、春季トレーニングの地で米在住記者が見た現実
text by
笹田幸嗣Koji Sasada
photograph byGetty Images
posted2022/03/06 11:00
選手会執行役員を務めるマックス・シャーザー。機構側及び選手会側からも、開幕を待ちわびるファンへの謝罪の言葉はない
開幕に向けた“2つのプラン”とは?
先を考えよう。機構も選手も試合がなければ、お金は入って来ない。だから、いつか試合は始まる。それでは開幕はいつになるのか。
両者の金銭的な隔たりの大きさを考えれば、現在、最短で始まるとされている4月6日あたりからの開幕は考えにくい。となれば、プランはこんな2つか。
A:4月14日開幕、156試合制。
B:4月20日開幕、144試合制。
AはFA取得に必要な現行ルールのシーズン172日登録をベースにした考えであり、Bは上記ルールに特例の救済措置を設けFA取得を短縮。144試合制となった95年を参考にするアイディアだが、米メディアCBSスポーツは5月1日開幕もあり得ると見解を述べた。
いずれにしろ、もう少し辛抱の時間は必要なようだが、機構にも選手会にも労使協定が妥結した際には、ファンへの謝罪の意をしっかりと表してほしい。