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大谷翔平がMLBオールスターの舞台裏で同級生の「おでこをペチッ!」 ガリガリで“トッポ”と呼ばれた花巻東時代の素顔とは?
posted2022/01/17 11:01
text by
佐藤春佳Haruka Sato
photograph by
小原大樹さん提供
今年7月、オールスターを取材させてもらいました。球場で翔平を見た時は泣きそうになりましたね。記者会見でシャーザーの隣にいるし、声かけていいのかなと不安になったんですが、通路で顔を合わせたらおでこをペチッ! 何も変わってない同級生の素顔が嬉しかったです。
野球を始めたリトルリーグでライバルの水沢リトルにいたのが翔平。当時から特に打者として凄まじかったです。最後の大会で対戦した時には、敬遠球をホームランされました。右打席の頭くらいに投げたつもりが、腕を伸ばして打たれて。新庄(剛志)さんですら(敬遠球を)ヒットなのにあいつは柵越えですからね。
花巻東高の推薦入試に現れた翔平を見た時は内心「え? おる! 終わったわ……」と。同じ投手なので、もう「背番号1」はないな、と思いましたが、入学後は翔平のケガもあって登板数は僕の方が多かった。助け合いながら切磋琢磨できたことは最高の思い出です。
ガリガリだった大谷翔平、あだ名は「トッポ」
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僕は「カマキリ」、翔平は「トッポ」と呼ばれるくらいガリガリ。“増量組”だったので昼食時には監督からお呼びがかかるんです。本部席で余った弁当を2個、3個と必死に食べました。
お米はお茶碗10杯のノルマがあったので、寮での夕食も必死です。おかずやふりかけを試行錯誤して、最後は“クローザー”の卵や納豆で流し込んでいました。
ただ僕が間食で菓子パンを食べていた時も翔平はプロテインバーとか意識が高かった。一度、トレーニング中に豆腐をシェーカーに入れて持ってきたのは衝撃的でした。