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《23歳に》渋野日向子が松山英樹マスターズ制覇を見て思ったこと…亡き恩人に捧げた1年10カ月ぶりの復活V、涙の真相
posted2021/11/15 11:00
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by
Getty Images
<名言1>
ボギーを打っても切り替えて笑えていた。
(渋野日向子/Number983号 2019年7月25日発売)
◇解説◇
日本人女子42年ぶりとなるメジャー優勝で一躍、時の人となった渋野。
才能ひしめく1998年度生まれの「黄金世代」の1人で、2019年5月の国内ツアー初制覇でもトレードマークの笑顔は輝いていた。そのプロ初勝利後に「賞金女王」を目標と掲げたものの、「それからの1カ月でやっぱり実力の差を感じたというか、賞金女王と言えるレベルじゃないな」と、周囲の期待とプレーのギャップに悩んでいた。
そんな渋野は、「素直にゴルフを楽しむしかない、打った結果を受け止めるしかない」と切り替え、7月の資生堂アネッサレディスオープン制覇、そして全英女子オープンでの快挙につなげていった。
<名言2>
みんなスマイルシンデレラとか言っているけど、別にシンデレラでもないしなと。
(渋野日向子/NumberWeb 2019年8月22日配信)
https://number.bunshun.jp/articles/-/840463
◇解説◇
「しぶこフィーバー」が起きたのは2019年夏のこと。全英女子オープンで日本人42年ぶりとなるメジャー優勝を果たして以降、「渋野日向子」の文字を見ない日はなかった。
全英から帰国後もツアーに出場し続けた渋野。NEC軽井沢72ゴルフトーナメントではギャラリーが満員に膨れ上がり、コース周辺では“渋野渋滞”が発生、テレビでも高視聴率をたたき出すなど、まさに「シンデレラ」のような人気の駆け上がり方だった。
果敢なプレーぶりとともに、屈託のないキャラクターも彼女の魅力として伝えられた。