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大谷翔平MVPへの「プレーオフ進出が選考に影響するか」の懸念にマドン監督が猛反論…大リーガー、米メディアの最新評価は?《現地レポ》 

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斎藤庸裕

斎藤庸裕Nobuhiro Saito

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posted2021/10/19 17:01

大谷翔平MVPへの「プレーオフ進出が選考に影響するか」の懸念にマドン監督が猛反論…大リーガー、米メディアの最新評価は?《現地レポ》<Number Web> photograph by Getty Images

7月に月間MVPを獲得して喜ぶ大谷翔平。シーズンMVPの行方はどうなるか

「プレーオフに進出することがMVP選考に影響するか?」

 大谷、ゲレロJr.、ペレスともにプレーオフには進出できなかった。特にエンゼルスは77勝85敗の借金8で西地区4位、ペレスの所属するロイヤルズは74勝88敗の借金14で中地区4位に沈んだ。チームの勝利への貢献度も選手の能力を判断する指標となり、「プレーオフに進出することがMVP選考に影響するか」との声もあった。だが、マドン監督は当時レンジャーズに所属していた03年のアレックス・ロドリゲスを例に、問題ないことを強調。同選手は、チームが71勝91敗の借金20で西地区最下位に終わりながら、打率2割9分8厘、本塁打トップの47本、118打点で自身初のMVPに選出された。

 本塁打王こそ逃したが、7月中旬の球宴前に33本塁打は米国以外の出身の外国人選手では、カブスなどで活躍した通算609本塁打のサミー・ソーサと並んで最多タイ。するとシーズン後半はあからさまに四球や敬遠が激増した。相手チーム全体の対策として勝負を避ける――。メジャーの強打者たちと並んでもトップレベルだという勲章を得た。投手ではメジャーで初の2ケタ勝利には届かなかったが、9勝2敗、防御率3.18でチームの投手陣でNo.1の安定感を誇った。メディアだけでなく、同僚、監督、さらに相手選手や敵将からも投打でのパフォーマンスを称賛された。大きな故障もなく、二刀流で駆け抜けたシーズン。その先に、最高の栄誉が待っている。

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