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〈衝撃の交通事故から8カ月〉世界が“タイガー・イズ・バック!”で沸いた――ウッズ「100%戦えると思ったら、カムバックする」

posted2021/10/15 06:00

 
〈衝撃の交通事故から8カ月〉世界が“タイガー・イズ・バック!”で沸いた――ウッズ「100%戦えると思ったら、カムバックする」<Number Web> photograph by Getty Images

世界中のSNSで拡散されたタイガー・ウッズの“近況写真”。交通事故から約8ヵ月、気になる復帰の目処は…?

text by

舩越園子

舩越園子Sonoko Funakoshi

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Getty Images

 去る10月9日(米国時間)、1枚の写真が世界を沸かせた。それは、タイガー・ウッズの「今」の姿を捉えた写真だった――。

 今年2月にロサンゼルス郊外で交通事故を起こし、瀕死の状態で救出されたウッズは、右足に重傷を負った。以来、「リハビリに努めている」と言われ続けてきた。

 この8カ月間、ウッズが公の場に姿を現したことはなく、右足の回復の度合いや彼の健康状態、あるいは精神状態が語られたこと、明かされたことも一度もなかった。

 それゆえ、さまざまな噂や憶測が飛び交い、「再び歩けるのだろうか?」「ゴルフはできるのだろうか?」と心配されていた。

「タイガー・イズ・バック!」

 そんな折、突然、ソーシャルメディアで拡散された1枚の写真。世界中が「タイガー・イズ・バック!(タイガーが戻ってきた)」と沸き返り、大勢のゴルフファンが歓喜に包まれた。

 その写真には、ウッズが立っている姿が写されていた。フロリダ州内で開催されたジュニア大会に出場する12歳の長男チャーリーくんを応援するため、ウッズは試合会場となったゴルフコースへ出向き、練習場で球を打つチャーリーくんの打席後方で立ち姿勢で見守っていた。その隣には恋人のエリカ・ハーマンさんもいた。

 ウッズは杖を持たず、代わりに右手でゴルフクラブを握り、それを杖代わりに軽く地面に突きながらも自分の足で立っていた。

 そう、彼が自分の足で「立っていた」ことが、ビッグニュースとして世界を駆け巡ったのだ。

 半袖短パン姿のウッズの右足は医療用サポーターで大部分が覆われていた。写真に写っていたのはウッズの後ろ姿だったが、彼の背中や立ち姿勢全体から、「元気なオーラ」が溢れているように感じられた。

 きっと、この写真を見た多くの人々が、同じように感じ、安堵したのではないだろうか。

 だからこそ、人々は「タイガー・イズ・バック!」と喜んだのだ。

“杖なし姿”がビッグニュースに。なぜ?

 それにしても、自分の足で立っていたというだけでビッグニュースになったのは、ウッズの右足の回復度が8カ月もの長きにわたってベールに包まれ、彼の再起が不安視されていたことの反動だったのだろう。

【次ページ】 7月には“松葉杖姿”が確認されていた…

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