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「タケフサ・クボ」のアナウンスにレアル本拠地は期待の拍手…負傷も久保建英とライバルが見せたハイクオリティ〈激写〉

posted2021/09/28 17:02

 
「タケフサ・クボ」のアナウンスにレアル本拠地は期待の拍手…負傷も久保建英とライバルが見せたハイクオリティ〈激写〉<Number Web> photograph by Daisuke Nakashima

マドリー戦で負傷交代になったものの、得点に絡んだ久保建英

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中島大介

中島大介Daisuke Nakashima

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Daisuke Nakashima

 ラ・リーガの試合撮影などを精力的に行っている現地在住の日本人フォトグラファー中島大介氏。中島氏が撮った久保建英らの活躍やオリジナル写真を定期的に掲載している。スペイン直送の熱を写真を通してぜひ味わってほしい。

 久保は負傷で前半限りでの交代になってしまったものの、イ・カンインのゴールに絡んだ一戦。マドリーにおける久保のライバルとなるアセンシオ、ビニシウスらのプレーもカメラ越しに追ってもらった。

久保にとって初のベルナベウは改装中だった

 リーガ6節、レアル・マドリーvsマジョルカ戦を撮影するため、スペインの首都マドリードを訪れました。久保にとっては、前節ビジャレアルとの熱戦から中2日、自身の保有元となるマドリーのホームスタジアム、サンティアゴ・ベルナベウに乗り込んでの試合となりました。

 現在改修工事中だというのが一目瞭然のスタジアム外観。また内部からも、屋根の部分が工事されていることや、1階席がシートで覆われていたり、改修中ということが伝わってきます。平日開催のこの日のキックオフは22時。まだ光量が落とされたスタジアムと、日が落ちた直後の空模様が相まって神秘的な雰囲気でした。

 リーガ3シーズン目となる久保にとって、初のベルナベウでのプレーになります。

 特段変わった様子はなく、時折笑顔を浮かべながらのアップ風景でした。ただこの日は両チーム、中2日で迎える試合とあって、ローテーションでメンバーを変更してきました。特にマジョルカは選手層の薄さもあり、今季初先発の選手や、B登録の選手なども多く、マドリーを相手に不安を感じる陣容でした。

 審判を先頭に両チームが入場。現在スペイン・カナリア諸島のラ・パルマ島にて火山の噴火による大きな被害が出ており、被災者に向けたエールのメッセージが掲げられました。ちなみに先発メンバー発表の際、スタジアムに久保の名がアナウンスされると、ベルナベウのサポーターから拍手が送られていました。

 試合開始から3分、リーガ初出場となるマジョルカDFガヤがスリップした際に、ベンゼマがボールを奪い、そのままGKと1対1になったところを冷静にボールを流し込み、先制点を奪いました。

【次ページ】  鮮やかなコントロールからシュートまでいったが

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