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日本でも“2ケタ視聴率”「かつて世界最弱」カーボベルデvsメッシの死闘…「危うく地獄に落ちかけた」“アルゼンチン以外”の各国メディアが絶賛

posted2026/07/09 11:01

 
日本でも“2ケタ視聴率”「かつて世界最弱」カーボベルデvsメッシの死闘…「危うく地獄に落ちかけた」“アルゼンチン以外”の各国メディアが絶賛<Number Web> photograph by Michael Pimentel/ISI Photos/Getty Images

メッシと激しくデュエルするカーボベルデのデロイ・ドゥアルテ

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沢田啓明

沢田啓明Hiroaki Sawada

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Michael Pimentel/ISI Photos/Getty Images

 FIFAワールドカップ2026で大健闘を見せたカーボベルデ。アルゼンチンとの死闘は日本でも関東地区の地上波テレビ平均視聴率が10.1%を記録したが、この一戦を各国メディアはどう伝えたか。ポルトガル語、スペイン語に堪能な在ブラジル日本人記者がレポートする。〈全3回〉

延長戦に入ってのスーパーゴール

 北中米W杯決勝トーナメント1回戦、アルゼンチンvsカーボベルデは1−1で90分を終え、死闘は延長戦でも続いた。延長前半開始直後、アルゼンチンが左CKのチャンスをつかむ。メッシが左足を振り、ファーサイドへ流れたボールをアルゼンチンのCBリサンドロ・マルティネスがコントロールすると、左足で強烈に蹴り込んだ。

 しかし、延長前半13分、ゴール前左サイドでパスを受けたカーボベルデの左SBシドニー・ロペス・カブラルがマーカーを外すと、角度があまりない場所から右足で渾身のシュート。これがカーブを描いてファーサイドの上隅に吸い込まれた。

 TCVのアナウンサーは「魔法のようなゴール! 再び、夢が、希望が生まれた」と絶叫。ブラジルのテレビの解説者も「今大会で最も美しいゴールの一つ」と興奮していた。

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 マイアミで、カーボベルデで、ブラジルで、さらには(アルゼンチンを除く)世界各地で、人々が驚嘆し、喜んだはずだ。

 ところが延長後半6分、再びアルゼンチンの左CK。メッシがゴール前へ送り込むと、両チームの選手が密集した状況で、アルゼンチンのCBクリスティアン・ロメロがヘディングシュート。これがカーボベルデ選手の右手に当たり、コースが変わってゴールへ吸い込まれた。ブラジルのテレビは「もしカーボベルデ選手の手に当たらなければ、ボールはゴールの枠を外れていたはず。アルゼンチンは幸運だった」と悔しがった。

“青いサメ”は英雄として大会を去った

 その後、カーボベルデが懸命に反撃したが、アルゼンチンはメッシを含む全員が引いて守備を固め、辛うじて逃げ切った。「試合中、ほとんど歩いている」と揶揄されていたメッシが走ってカーボベルデの選手をマークする姿が話題になったほどだ。

 TCVのアナウンサーは、言葉を震わせた。

【次ページ】 あのアルゼンチンを瀬戸際まで追い詰めた

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